温故知新~温新知故?

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イーロン・マスク 上 読了 〜ジョブズの現実歪曲フィールドとマスクの双極性障害アスペルガー症候群が新しいプロダクトの実現に寄与?〜

2024-04-18 16:51:16 | 
「イーロン・マスク」、これは話題の本だが、朝日新聞の書評でもどこかで触れていたと思う。図書館でも予約はいっぱい入っていたが、所蔵数が5冊くらいあったので結構早く順番が回ってきた。
ウォルター・アイザックソン (著), 井口 耕二 (翻訳)
世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』伝記作家だからこそ描けた傑作。
いま、世界で一番の注目を集め、議論の的である起業家イーロン・マスクの赤裸々な等身大ストーリー­。マスクはルールにとらわれないビジョナリーで、電気自動車、宇宙開発、AIの時代へ世界を導いた。そして、先日ツイッターを買収したばかりだ。
イーロン・マスクは、南アフリカにいた子ども時代、よくいじめられていた。よってたかってコンクリートの階段に押さえつけられ頭を蹴られ、顔が腫れ上がってしまったこともある。このときは1週間も入院した。
だがそれほどの傷も、父エロール・マスクから受けた心の傷に比べればたいしたことはない。エンジニアの父親は身勝手な空想に溺れる性悪で、まっとうとは言いがたい。
いまなおイーロンにとって頭痛の種だ。このときも、病院から戻ったイーロンを1時間も立たせ、大ばかだ、ろくでなしだとさんざんどやしつけたという。
まず、この本は上下2巻あるが、この上巻を読んでる途中に下巻を予約したので、下巻の順番が来るまでまだ数週間(所蔵5冊で12番)あるので、まず上巻を読んだところで投稿することとした。
この本の作者と訳者は、下にリンクを書いたけど、以前読んだ「スティーブ・ジョブズ」(下にリンクを書いた、上の写真でわかるように、この頃は本買っていたんですね。あるいは何回か読み返すつもりで買ったのかな?)と同じ人だ。この「スティーブ・ジョブズ」は以前読んだとき面白かったので、今回も460ページだけど1日50ページくらい楽しくスムーズに読めた。それぞれの章が5~6ページくらいで細かく分かれているので、読みやすかった。
スティーブジョブズを読み終えた。 本の腰巻きに孫さんの「…でも、これまた何故かワクワクして早く先が読みたくなる。…」というのが同感で、一気に読んだという感じだった。 1と2と2つに別れていて、まとめて感想を書こうと思ったけど、長くなりそうなので2回にわけて書くことにした。
まず、読んでみてジョブズという人は素晴らしい製品や会社を生み出した人だが、私としてはリスペクトできる人物ではないと思った。一緒に仕事はしたくない部類の人だ。生まれてすぐ養子に預けられたということが大きく作用していると思うが性格的にも問題があるようだ。
さてこの本の内容だが、上の「スティーブジョブズ」を読んだ際の感想にも書いたが、このような天才と言われる人は、決してリスペクトしたい人物ではない、一緒に仕事をしたくない人物だ。笑
でも、下のこの上巻の目次の一部を見てもすごいことをいろいろ実行しているし、それぞれの会社で倒産の危機を経験している。マスクの場合は複数の会社を同時期に経営していて、同時期に数社で危機を経験している。そしてそれを乗り越えている。双極性障害、アスペルガー症候群らしい、このような病気があるからこそ乗り切れていると言ってもいいかもしれない。スティーブ・ジョブズの本では「現実歪曲フィールド」という言葉が何回も出てきたが、マスクの場合は双極性障害、アスペルガー症候群という言葉がキーワードとなる。

下に目次の一部を紹介するが、ペイパルの参加やテスラ、スペースX /ロケット、上巻最後の51章スペーストラックまで、色々なプロダクトを世に出してきた。そして、下巻も52章から始まり95章まで、色々なプロダクトが出てくるのだろう。
目次
序章 火の女神
第1章 冒険者の系譜
第2章 マスク自身の心
第3章 父との暮らし
第4章 探究者
第5章 脱出速度
第6章 カナダ
第7章 クイーンズ大学
第8章 ペンシルバニア大学
第9章 西へ
第10章 Zip2
第11章 ジャスティン
第12章 Xドットコム
第13章 クーデター
第14章 火星 スペースX
第15章 ロケット開発に乗りだす
第16章 父と息子
第17章 回転を上げる
第18章 ロケット建造のマスク流ルール
第19章 マスク、ワシントンへ行く
第20章 創業者そろい踏み
藍21章 ロードスター
第22章 クワジェ
・・・・・・
第25章 ハンドルを握る
第26章 離婚
第27章 タルラ
・・・・・・
第30章 4回目の打ち上げ
第31章 テスラを救う
第32章 モデルS
第33章 民間による宇宙開発
第34章 ファルコン9、リフトオフ
第35章 タルラと離婚
・・・・・・
第37章 マスクとべゾフ
・・・・・・
第40章 人工知能
第41章 オートパイロットの導入
第42章 ソーラー
第43章 ザ・ボーリング
・・・・・・
第51章 サイバートラック
これらのプロダクトの多さは、ジョブズより多いと言えるだろう。
テスラを週2000台の生産能力を数ヶ月で週5000台達成まで実現するくだりもエキサイティングだ。みずから生産現場まで行って、問題を見つけ解決するなど現地現物主義を大事にするとことも私は共感持てる。
その他、AIに関して、いわゆるシンギュラリティについて「暴走してみずから目標や意図を持つようになりかねないシステムではなく、一人ひとりの意志を拡張するものにすればいいわけだ。このあとマスクはニューラリンクなる会社を立ち上げ、人の脳を直接コンピュータにつなぐチップの開発に乗り出すのだが、それもこう考えたからである」という記述は、なるほどそういう話だったのかと思った。また、自動運転における障害物検知のLiDARというセンシング技術も、私はそれより映像データ処理の方がいいと思っている点も彼と意見が一致した。さらに、41章オートパイロットの章で、アメリカのインターステートのあるカーブで白線が薄くなってオートパイロットが誤作動する下りもおもしろい。


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