温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

今回の出張の時飛行機で『マンチェスター・バイ・ザ・シー』と『メッセージ』を見た。〜他にもみたけど〜

2017-06-24 11:59:51 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
いつも出張時は、映画を見るのが楽しみ。劇場でお金を払ってまで見たくないというのが本音だけど、楽しみではある。今回は行きはLH帰りはラッキーにもANAのデュッセルドルフからのダイレクト便。映画のメニューの豊富さは日本の航空会社が一番。どちらか覚えていないけど、確か『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の方だと思ったけど、行きのLHでは日本語版がなかったと思った。それで、帰りにANAでみたと思う。でも、見ているうちに何処かで寝てしまって、2度見た。両方ともそうかもしれない。この頃途中で寝てしまうものが多い。
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』予告編

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』公式サイト
マンチェスター・バイ・ザ・シー : 作品情報 - 映画.com
「ジェシー・ジェームズの暗殺」「インターステラー」のケイシー・アフレックが主演し、心を閉ざして孤独に生きる男が、兄の死をきっかけに故郷に戻り、甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく姿を描いたヒューマンドラマ。
アメリカ、ボストン郊外で便利屋として生計を立てるリーは、兄ジョーの訃報を受けて故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻る。遺言でジョーの16歳の息子パトリックの後見人を任されたリーだったが、故郷の町に留まることはリーにとって忘れられない過去の悲劇と向き合うことでもあった。

以下の感想にもあるとおり、リー役のケイシー・アフレックの演技がいい。おすすめです。
「見事な構成、ケイシーの繊細な演技」マンチェスター・バイ・ザ・シー AuVisさんの映画レビュー(感想・評価) - 映画.com
見事な構成、ケイシーの繊細な演技
リーが現在体験することと、過去に経験したこと=記憶を交互に描く構成が、驚くほど緻密であると同時に有機的だ。兄の訃報を受け帰郷するリー。提示される過去は、幸福な時期も確かにあったことをうかがわせる。一体どんな転機を経て、感情を殺し他人を拒絶して生きる現在に至ったのか。徐々に明かされる過程がスリリングであり、切なさを否応なくかき立てる。
この映画が改めて認識させるのは、「自我」が記憶の集積にほかならないこと。リーの人生をたどり疑似体験する行為は、観客自身の人生をアップデートするほどの力を秘めている。
結果論ではあるが、リー役がマット・デイモンからケイシー・アフレックに代わったのも成功要因だろう。デイモンの顔立ちや表情は善人、陽気、楽天的、武骨なキャラには向くが、リーの罪悪感、喪失、悔恨、諦念といった複雑な感情は、ケイシーの繊細な演技とニュートラルに整ったルックスでこそ効果的に表現できた。

止まった時間が動き出す瞬間
過去に犯した罪の大きさ故に、その瞬間から時間も風景も感情も停止してしまったかのような男の状況を、監督は史上稀に見る大胆かつ巧みなカットバックと、同じ色彩を湛えたまま波に揺れる港町の情景を使って観客に伝えようとする。人はあまりに強い衝撃を受けると、そこから一歩も抜け出せないまま、ひたすらぼんやりと時を過ごすこともある。これほどリアルな時間の演出がかつてあっただろうかと思う。だからこそ、止まった時間が少し動く気配を見せる幕切れに感動と歓びが伴うのだ。何も起こらないのではない。時が徐々に稼働しようとするかすかな変化に心をそば立たせよう。

もうひとつは『メッセージ』
映画『メッセージ』本予告編

映画『メッセージ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ
メッセージ : 作品情報 - 映画.com
解説
「プリズナーズ」「ボーダーライン」などを手がけ、2017年公開の「ブレードランナー 2049」の監督にも抜擢されたカナダの鬼才ドゥニ・ビルヌーブが、異星人とのコンタクトを描いた米作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を映画化したSFドラマ。ある日、突如として地球上に降り立った巨大な球体型宇宙船。言語学者のルイーズは、謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなり、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていくのだが……。

感想は下にあるのはう〜ん?という感じ。いまいちメッセージの意味が読み取れなかった。こっちも途中で寝て2度見たかも。1位になるほどとは思わなかった。わたし的にはこれはあまりお薦めではない感じ。
「今年暫定1位のSF映画。原作読むとさらに発見あり」メッセージ AuVisさんの映画レビュー(感想・評価) - 映画.com
今年暫定1位のSF映画。原作読むとさらに発見あり
まず、構成が巧み。言語学者のルイーズが異星人とのコンタクトを試みる話に、彼女の娘を中心とする家族のエピソードが時折挿入され、終盤に相互の関係が明らかになって「なるほど!」となる。家族のエピソードはルイーズ自身の変化に関わっていて、異星人の「目的」にもからんでくる仕掛けだ。
原作小説を読むと、ルイーズたちが調査する宇宙船で起きる危険な出来事や、ある外国政府がもたらす危機的状況とルイーズらの対応など、ストーリー上のサスペンスと映像的なスペクタクルをもたらす要素の多くが映画オリジナルであることにも感嘆させられる。
接近遭遇、コミュニケーション、人類の進化など、過去の代表的なSF映画に登場した要素も多いが、緻密な構成とセンスの良いVFXのおかげもあり、知的好奇心と情緒を刺激するオリジナルな傑作に仕上がった。SF好きを自認する人なら見逃してはならない。

わたし的にはこの人の感想に近いかな。
頭いいのか、悪いのか?
予告編では、かなり知的で面白そうな映画に思えたが、全く的外れでガッカリ。
タコ星人からのメッセージを解く天才学者に二時間以上も付き合わされた挙句、全くの盛り上がりもなく終わりなんて。異星人同士の会話がこんな不明瞭なまま、めでたく撤収って。こんな事で双方納得できたの? 少なくとも観客は納得できないぞ! 久し振りに「金返せ!」とさけびたくなったよ!
せめて、二人のタコ星人は”ジョンとヨーコ”と命名すれば、少しはわらえたのに(笑)