温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

頑張るの語源

2016-01-06 17:30:42 | その他
箱根駅伝を見ていたとき、思わず嫌いな言葉なのに頑張れといいたくなる場面が多かったので、「頑張る」の語源を調べてみた。以下のように2つの説があるようだ。
頑張る(がんばる) - 語源由来辞典
頑張るは、江戸時代から見られる語で、漢字は当て字である。
頑張るの語源は、二通りの説がある。
ひとつは「眼張る(がんはる)」が転じて「頑張る」になったとする説で、「目をつける」や「見張る」といった意味から「一定の場所から動かない」という意味に転じ、さらに転じて現在の意味になったとする説。
もうひとつは、自分の考えを押し通す意味の「我を張る(がをはる)」が転じ、「頑張る」になったとする説である。

私は「眼張る(がんはる)」派かな?、でも「我を張る(がをはる)」もいいな。いずれにしろ、語源的には現在使われている意味とは違うようだ、だとすると、別に嫌わなくてもいいかな。下のような面白い話もあるし。
「頑張る」ことの本当の意味 | 長老の智慧 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
私が子どもの頃は「あの人、頑張ってはるなぁ」というのは、軽蔑の意味を込めて言われたものです。「もっとおとなしく温和になればいいのに」という意味でした。それがいつの間にか「頑張る」が美辞になってしまいました。おかしいですね。

インドの民話にこんな話があります。ある大金持ちが99頭の牛を持っていました。あと1頭手に入れれば、切りのいい100頭になる。
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大金持ちは牛を連れて帰り、100頭になったと喜んで寝ました。幼なじみも、友達を助けたと喜んで寝ました。はたしてどちらの喜びが本物でしょう?というのがこの民話の終わりの言葉です。

以前下のように書いたけど、顔晴るが一番でもなさそうだ。
「がんばって」はこう書こう。「顔晴って」~心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU 真琴つばさ~ - 温故知新~温新知故?

頑張るは悪く無いという意見を書いている人もいるようだ。
「頑張る」の意味(追記あり:2012.12.8) - みちの雑記帳
「頑張る」という言葉が否定的な意味でとらえられ、嫌われていることに普段からやり切れない思いでいた。私は、「頑張る」とは、「やりたいことがあって、その目標を達成するために、多少無理をしてでも自ら努力する」という意味だと思っていた。一体いつごろから、人々は「頑張る」を「(単に)無理をする」「無理を強いられる」あるいはもっと言えば「やりたくないけどやらなきゃならないので、がまんしていやいやながらやる」という意味で使うようになったのか。