温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

マツダ、「CX-5」の自動ブレーキ体感試乗会で事故 だって~やっちゃったなという感じ~

2013-11-19 20:22:10 | 乗り物
このニュース、まさに絶対起こしてはならないことを起こしてしまったという記事。
私も、現役時代(63歳でも実はまだ現役ですけど。。。)に安全を売り物にはできない、燃費も売り物にはできないという信念を持っていたんだけど、その当時抱いていた懸念が起きてしまった例。
燃費は基本的にはハードウェアに依存するのではなくドライバーの運転の仕方にほとんど依存する。それはエンジニアならだれでもわかっているのに、営業はそれが売り物だ、エンジニアは自分のアイデアの正当性をプライド掛けて言いたいという思いから、結果的には営業トークに使われていく結果となる。
安全に関しては、安全事象が起きるときには、自動何とかとかいうものはあくまで従でドライバーが「どうしたいか」という意志が最優先でなけれないけないということである。だから、スバルなどでCFが流れていてある意味トレンドになっているが、これはメーカーの首を絞めることになる、それがわかってやっているのかなぁ~と常日頃思っていたのに、この事故である。
時速が30km以上だったとかいっているけど、そんなことはいいわけにすぎない。お客様はいつでも止まる=いつでも安全方向に導いてくれるものを期待して、プラスアルファの価値を認めているのである。そういう意味では食品偽装と似ているかもしれない。
人の命にかかわる状況では、結果がどうであれ、自分の意志とは違う方向に導かれるのはお客さまにとっては不本意、不満足である。だから、衝突回避なども、あくまでも機械とか自動はアシストであり、お客様の意思が働いたときはマニュアルで、すみやかに作動しないようにしないといけないし、過大な期待を助長するものであってはならない。
また、上記を踏まえずに、不完全な形で市場へ提供し、そして、どんな些細な事故を起こしてはならない。なぜなら、事故が起きたら、その事故が既成事実となり、そのようなすべての先進的技術に対する不信感が拭えなくなってしまうからである。
そういう意味で、この事故は、非常に大きな意味を持っている。おそらく、なんらかの凄い対応によって、この技術は世の中からなくなるという危機は避けられるのでしょう。でも、その努力ははかりしれないものでしょう。
マツダ、「CX-5」の自動ブレーキ体感試乗会で事故 - クルマ - Tech-On!
マツダは2013年11月12日、11月10日に埼玉県内で販売店が実施した「CX-5」の自動ブレーキ体感試乗会で人身事故が発生したと発表した。事故が起こったのは、埼玉県でマツダオートザム店を3店舗経営する坂田自動車工業の深谷市の店舗の駐車場内。試乗中の客と販売店の従業員が負傷した。