温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

『向日葵の咲かない夏』道尾秀介著読了

2009-12-30 10:36:01 | 
きのうの夜東京に来た。18時ころ家を出て、富士川で飯食って22時ころ着いたので東名空いていた。

昨日一昨日とかけて、図書館で借りてきた『向日葵の咲かない夏』道尾秀介を読了。
そう、出かける前に読み終えた感じ。
2日間で読了したように、面白かった。
この作者すごいと思う。
サスペンスやホラーが入り混じっている。
主人公と言えばいいのか、それは子供だし、カフカの変身のようにどんどん登場人物が擬人化していくし。
構成がユニークだ。それだけで、物珍しくて引き込まれていく。
この本を読もうと思ったきっかけは、王様のブランチで最新作「球体の蛇」が紹介され、読んでみたくなり、買おうと思ったけど、図書館にあるかなと思って検索したら、予約がいっぱい、そこで予約が1人しか入っていなかったこの本を借りてきたというわけ。
この作者は、上に書いたミステリーの筋書きが得意のようだ。なかなか面白い。
私としては注目だ!。
でも、ふと思うのは、何か賞を受賞したり、話題になるためには、このようなユニークな話あるいはプロット、構成が必要だとは思うけど、本当に必要なのかな?ということ。もっと普通でも面白いものだってできるはずだ。そっちの方がやはりすごいかな?
向日葵の咲かない夏
【話題の本】『向日葵(ひまわり)の咲かない夏』道尾秀介著