梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

踊りにひたりました

2009年10月21日 | 芝居
夕刻から小劇場での『花柳寿南海 舞踊の會』を拝見させて頂きました。
寿南海師は、一中節『姫が瀧四季の山めぐり ~山姥~』と、長唄『冬山姥 ~足曵の山姥~』の2曲をご自身の振り付けで踊られ(山姥二題、という趣きでしょうか)、間にご門弟の皆様による長唄『松の調』(寿南海師 振付)というプログラムでした。

寿南海師はいずれも半素の拵え、装置も簡潔なものでしたが、本当に<大きい>お舞台で、感服いたしました。珍しい曲を目にした、ということだけでなく、お舞台から伝わってきた様々なこと、ものを思うにつけ、大変貴重な、有難い時を過ごさせて頂いた! と思いました。

以前ご紹介させて頂きました、花柳幸舞音さんもご出演でした。年の近い者同士。私も頑張らなくては…!