梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

<乱歩歌舞伎>体験日記・第十四夜

2009年10月10日 | 芝居
部屋子の梅丸が、先月に引き続きまして舞台出演させて頂いておりますが、「梅丸が<乱歩歌舞伎>に出る」と聞いたとき、私はてっきり“小林少年”役なのだと思い込んでおりましたが(だってピッタリだと思いません? あのカンジが…)、実際は、御覧いただいた方はおわかりでしょうけれど、大変不思議なお役なのでして…。

『鏡獅子』の胡蝶以来、久々の女方。しかもいわゆる“子役”の役柄ではございませんうえに、物語の展開において重要な役割を果たします。(“人”じゃないってのがミソなんですが、何度も申しますが詳細は話せません。お許し下さい)

本人いたって意気軒昂。
ご声援をよろしくお願いいたします。