Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

ルートの破壊

2009-01-23 02:22:08 | クライミング&山
 下の記事の関係。
 先日湯河原幕岩に行った時のことです。月稜会の女性軍は5.10bや5.10cのRPを目標にするメンバーが多いため、湯河原幕岩では「アリババ」「クリスマスローズ」「帰還兵」などを登っています。そこで「アリババ」と「クリスマスローズ」で目にしたものは、ホールドにマーキングされた赤いペンキでした。はじめは「崩壊しそうな危険なホールドなのか?」と思いましたがそうではない。ティックマークなのです。よくチョークで消し切れないものは見かけますが、ペンキでやるのは「確信犯」的は仕業としか思えません。
 自分の目でホールドをつなげ、ルートの攻略方法を解くことはフリークライミングというスポーツの重要な要素のはずです。チョークによるティックマークならば、あとで消しさえすれば、攻略の過程として許されるでしょうが、消すことを前提としていないペンキでマーキングすることなど、「ルートの破壊」ともいえる許されざる行為ではないでしょうか。たとえ開拓者であってもしてはならない行為だと思います。
 以前、チッピングや、ボルダー課題でのボルトの設置、逆にロープなしで登られたルートからのボルトの撤去などが問題になりましたが、このマーキングも同等の問題です。こういう行為をする者は、たぶん最新のクライミング情報に疎い者だと推測します。つまりコアなメディア情報には通じていない。だからいくら専門メディアで訴えかけてもどうにもならないのです。現場で忠告するか、一般的なクライミングの倫理観が広まらなければ解決できない、ややこしい問題かもしれません。

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1 コメント

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Unknown (Chimney)
2009-02-06 02:45:54
この前、再び幕岩に行って確認したところ、ペンキではなく赤チョークでした。でもやっぱりきちんと消してくるべきだよね。
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