Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

新人連れて小同心クラック

2014-11-25 21:39:38 | アルパインクライミング

11月25日(月)。八ヶ岳に行ってきました。月稜会の新人2名のトレーニングです。

計画では裏同心ルンゼから小同心クラックの継続だったのですが、小同心クラックのみにしました。

天気予報では全国的に雨。気温も高いため、流石に八ヶ岳でも雨かみぞれだろうと予想して、中止も頭をかすめました。しかし、普段から「天気が悪くったって、行けるところまでは行け」とみんなに行っている手前、やはり現地までは行ってみることにしました。

前夜美濃戸に入り、テント泊。やはり朝6時ころにはテントを雨粒がたたき始めた。こんな日に山に入るのは、やはり我々だけだった。7時過ぎ雨の中を赤岳鉱泉に向かう。ところが赤岳鉱泉では雨が雪に変わり、さらに進むことにした。しかし氷は高い気温と湿った雪で緩んでいるのだろうから、裏同心ルンゼには行かず、大同心稜を詰めて小同心クラックに向かう。「時間が立てば気温が上がってみぞれになるだろう」と諦め加減だったが、取り付きについても予想に反して雪のままだ。「よし!さっさと登ってしまおう」とすぐに取り付いた。時間との勝負だと踏んでいたので、私が全てリード。朝からの雪で、岩は真っ白になっている。出来る限り残置支点を使わず登るが、やはり時間が惜しいので多少使ってしまった。ビレー点も正規のビレー点が吹きさらしのところは避けて、チムニー内にビレー点を作る。

フォローのくみちゃん

小同心のピークに立つと、風もそれなりに吹き付け、濡れた体には辛い。ここから降りてもいいのだが、まだ12時。山頂を踏ませたい。すぐにロープを1本にして横岳山頂を目指す。2ピッチのクライミングで横岳山頂についた。

山頂でフォローをビレイする私

13時に山頂。風が西風だったので、かえって山頂のほうが風を避けられた。下りは大同心ルンゼの上部を下り、大同心稜に入る。

こんな天気予報でも現地には行ってみるべきだ。

今日みたいに登れちゃうこともあるんだから。


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