タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

色々な生活

2020年07月10日 | 日々雑感
小康状態だった雨が本降りになってきました。そろそろ雨の季節は終わってほしいのですが、天気予報では傘マークが続いています。

その雨ですが、この状況を見ながらベトナム旅行のことを思い出しました。

その時タカ長たちはベトナム中部のバクマ国立公園で探鳥したあと、フエの町を観光していました。

その時台風が接近中でした。

この状況では飛行機でハノイに帰れなくなると判断したガイドのマーさんは、ハノイから車を呼んで脱出する手配をしました。

    

二人のドライバーが夜を徹して迎えに来たとき、ホテルの前の道は冠水。この中を走って幹線道路に逃げました。

幹線道路は若干高くなっていますが、水はすぐそばまで来ています。広大な海に浮かんだ一本道を走っている雰囲気です。

その水の中に電柱が何本も遠くまで伸びている風景など見ながら、またとない経験をしていることを実感して、能天気なタカ長たちは喜々としていました。

    

少しわかりにくいですが、道路の左右は押しよせる泥水です。

ガイドのマーさんやドライバー君の気苦労は大変だったはずですが、本当にあの時は水に閉じ込められることなど考えないで、面白い体験が出来ていると喜んでいました。

逃げ遅れたバスなどが幹線道路に並んでいるのを見たのはハノイに帰ってからです。テレビで放映していました。

まさに、間一髪の脱出劇でした。

      

そのようなことを思い出したのはこの本を読んでいるからかも分かりません。

著者がどのような人なのか、何が書かれているのかも知らないで、文春文庫の巻末広告を見て、ワンクリックした中古本です。
しかし、読んでみると面白くて、一気に読みました。

そこに書かれているのは銃弾がとびかうガザ地区のことや、スペインの被差別民族のこと、、

ネパールの革命戦争と売春カーストのことなどなど、、、、、

日本で普通に生活していたら絶対に経験することがないことを、著者が体を張って取材し、報告してくれているのです。

    

タカ長がハノイ旅行をしたと言っても、このような町の、五つ星ホテルとは縁のないホテルで生活しただけで、それ以上の経験をしたわけではありません。

    

タカカノがネパールのカトマンズからポカラにフライトしましたが、この下の家でどのような生活が営まれているか、考えることはありません。

その一歩先へ、テーマを持って入りこみ、体当たり取材をしてくれたのがこの本です。

紛争地区に取材に出かけ、事故に遭ったら「自己責任だ」と何度も聞いたような気がしますが、しかし、そのお陰で、地球上には様々な生活があることを教えてもらえるのです。

そのことを思うと、軽々に自己責任を口に出来ないような、、、、、

色々なことを考えさせてくれる本です。

    

海外旅行に限りませんが、私たちが旅行に出かけてみるのは、その土地の表だけ、、、、

タカ長はツアー旅行が嫌いで、ほとんどすべてが個人旅行でした。その中では海外の友だちの家に招かれたりして、少しは深くモノを見た気分でしたが、、、、、、

この本を読むとタカ長の経験などママゴトみたいなものだと痛感しました。

タカとも、山とも関係のない本ですが、チョッと毛色の変わったモノを読みたい人にはお勧めの本です。



雨は覚悟の裏山歩き

2020年07月09日 | 山歩きから
    

前線が貼りついたままの日本列島。なかなか晴れてくれません。

これは今朝の予報ですが、今日はチョッとだけ曇りマークがありますが、明日は完全な雨予報です。

    

その先の予報を見ても傘マークばかりの状態です。

この状況では、傘マークを恐れていたら山歩きは出来ないので、今日は雨が降っても裏山を歩くつもりでした。

    

朝は降らないはずでしたが、いつもの駐車場に着いたとき車のフロントガラスは濡れていました。

そのため車の中で登山の支度。

    

いつもは見える窓ヶ山も向山も見えません。

このような風景を見ながら歩き始めたら、後から仲間がやってきて呼び止められました。

彼らは国体コースを663メートル峰に登る、と言うことなので一緒することにしました。

タカ長は大杉集落に向けて歩き、歩数をかせぐつもりでしたが、その予定にこだわる理由もありません。

    

椿尾根ルートを彼らについて歩きました。

8日未明の豪雨予報は空振りでしたが、このところ雨続きなので、わが裏山の沢すじも水量が増えています。

    

第一休憩所手前、ここはもともと登山道でしたが、99年豪雨で地形が変わり、少し雨が降ると小さな川になります。

通行に支障をきたすほどではありませんが、雨のたびにこの中を歩くことになります。

    

椿乗越への登りにかかる頃から降り始めました。

しかし、傘が必要なほどは降っていませんでした。しかし、、、、

    

牛池林道に出るころから本格的な雨になり、傘をさしての山歩きになりました。

663メートル峰への登りも、そこから四本樫へのルートも雨の中。

しかし、今日は雨でも歩くつもりだったので気にはなりません。

四本樫から牛池に下りると、仲間たちはそれで満足なのか、さくらの里や東亜の森方面に足を延ばすこともなく、椿尾根を下りることになrなりました。

    

そのような裏山歩きですが、雨の中を歩くのも悪くはありません。

強風でも吹かないかぎり傘をさして歩けます。

この時期の雨は冷たくはないので、濡れることを嫌うこともありません。

要は気分だけ、雨を楽しむ気分になれるかどうか、それだけです。

    

それにしてもいい傘を持っていないなぁ、、、、。

タカ長の傘は一応「登山用」ですが、古いものなので、ここで紹介するのは止めておきます。

    

椿尾根を第一休憩所に下りたら、下からganchanさんが上がって来ました。

姫様の同道はナシ、一人なので「5万歩あるいてください」とけしかけましたが、、、、、

この天気ではさすがのganchanさんも5万歩あるく気にはなれないようです。

    

いつもの駐車場に帰ったときは本降りの雨でした。

多少は濡れましたが、とにかく裏山歩きが出来たので満足しました。

    

今日の記録です。

終わってしまえば回数をかせぐだけの裏山歩きみたいですが、それで十分なのです。

余談ですが、昨日は検診日で、、、

半年に一度の血液検査や、負荷心電図の結果も問題なく、、、、

これなら山を歩いても大丈夫」と先生に太鼓判を押してもらいました。

心臓にステントをいれて間もなく3年になります。その間、何の問題も起こっていないので、これまでのペースで生活すれば良いのだと思っています。

そのペースの中に、軽めの登山を継続することがあるのです。


空振りで良かったけど

2020年07月08日 | 日々雑感
    

九州で豪雨災害。

昨日の予報ではこの画像のように、豪雨を示す赤いかたまりがわが町に来ていました。

この画像ではわが家を直撃。別のサイトではもう少し北を東に向かう予報でした。

わが町を通過する時間は深夜。

不測の事態に対応するため、昨夜は早く寝て、深夜に起きるようにしました。

不測の事態と言っても、私たちの団地は雨には強いはずで、気にすることもないのかも分かりませんが、、、、、

広島全体で考えたら、ここは危険地帯が日本一多い花崗岩帯なのです。

災害は望みませんが、今回はバケツをひっくり返すような雨は覚悟していました。

    

しかし、深夜に起きてみたら雨音はほとんどなくて、、、、、

テレビを見ると気になった赤い帯は中国地方にはなくて、四国沖から紀伊半島方面、信州方面に伸びていました。

あれッ、どうなったの??? 狐に化かされたよう。

タカ長の心配は完全な空振りになりましたが、あの赤い帯の下にも多くの人の生活があることを思うと手放しで喜べません。

関西や美濃、信州のブロ友は?  鳥友は?

タカ長が心配してもどうにもなりませんが、やはり気になります。


気が重いなぁ、、、

2020年07月07日 | 日々雑感
    

これは昨日の朝現在の天気予報です。

天気予報は日替わり、時間替りの状態なので、どの画像を使っても良いのですが、、、、

要するにこの画像を使って更新するつもりだったのです。ところが、、、

テレビで九州の水害を見ていると戦意喪失、パソコンに触る気もなくなりました。と言うことで昨日の更新はストップ。

   

深夜にはこちらも強い雨が降りました。

タカ長は高台に住んでいるので、わが家が床上浸水なんてことはあり得ません。もしあるとしたら日本沈没の時です。

しかし、豪邸、、、、じゃあなくて、、、、ボロ家に住んでいるので、雨漏りの心配は常にあります。

家が流されるとか、浸水して大変なことになることに比べたら軽微な心配ですが、でも、心配は心配、気が重くなりますね。

いま九州にある赤いマークが今夜にはこちらにやって来る予報もあるので、ますます気が重くなります。

南を通ると松山が、、、、、、、。

    

その松山の彼女のところにメールしてみました。ベルさんではありませんよ。他にも彼女がいるのだ!

その彼女は今も仕事そしていて、その職場はお城の近くの高台だから水害の心配はないようです。

しかし、自宅は重信川の河口の近く、重信川が氾濫したら一発でアウトです。

そうなったらわが家に疎開して来い、と言いたいところですが、このボロ家ではねぇ、、、、、。

松山には他にも同級生がいて、ずいぶん昔のことになりましたが、松山が水不足になったとき、こちらから水を送ったこともあります。

その他にはタカカノの姪の嫁ぎ先の実家が松山にあるとか、、、、

かの有名なベルさんも松山。ベルフィールドが豪雨で流されるとベルさんがおかしくならないかと心配になったり、、、、

とにかく、線状降水帯とか言う赤マークの動きが心配です。

こちらには来てほしくないし、あちらに行っても困るし、、、、

てなことを考えると気が重くなります。

自然の前ではヒトは無力、分かっちゃいるのですが、、、、、、。

そんなこんなで今日の裏山歩きはキャンセル。休養日と言うことにしました。


テープを巻きながら

2020年07月05日 | 山歩きから
    

明日から雨続きの予報、その前に独りで裏山を歩いてきました。

ふもとは晴れていますが、山には雲がへばりついていました。でも、わが裏山なら深い霧にまかれても歩くことが出来ます。

と言っても、そのような山歩きのトレーニングに行くのではありません。

今日の目的は牛池西の新ルートにテープを巻くことです。

    

わが裏山でも色々なテープが巻かれています。

あのテープを無条件に信じて歩くとルートを誤ります。登山用のテープではないからです。

近づいてみると、、、、、

    

このように巻かれています。

このテープは境界標の作業をする人が、何かの目的があって巻かれたもので、登山者用に巻かれたものではないのです。

このような例は珍しいことではなくて、山では普通にあります。林業関係の人が巻かれたテープもあれば、その他の人が何かの目的で巻かれることもあります。

タカ長たちはオオルリの巣を見るポイントにテープを巻いたこともあります。

そのようなわけで、当たり前のことですが、テープの意味も考えないで追っていくとルートを誤ることもあります。

事実、広島ではテープを盲目的に信じて前進したパーティーが、想定外の山に登ってしまい、下山できなくなって救助を要請したこともあります。

お粗末と言えばお粗末な事例ですが、注意しないといけません。

    

牛池西側のポイントまで直行。

この湿地を右側に見ながらテープを巻き始めます。

    

右岸側には道らしきものもありました。

それを利用しながら、倒木やブッシュに邪魔されないルートを決めて行きました。

    

そのテープですが、シッカリ決めたところはこのように巻きます。

赤いテープを巻いたところに黄色のテープを巻く

これがタカ長たちの巻き方です。

あの黄色のテープがタカ長の花押、と言うほどではありませんが、決済印みたいな意味を持たせています。

その意味をタカ長たちのメンバーは知っているので、このテープだけは信じてくれます。

そのためどこに巻いたら良いか、あれこれ考えながら行いました。

    

そのため軌跡が乱れていますが、ルートが分からなくなって右往左往したわけではありませんよ。

今日は手鋸を持って行き、何本かの倒木などを伐りました。そのため腰を曲げて通過するところは無くなりましたが、靴を汚さないようにするためにルートを微調整するところは残ったようです。

    

作業を終えてからさくらの里に行き、水苔池⇒椿尾根ルートで下りました。

    

水苔池の水辺にはツツジが咲いていました。

今日は花の撮影など考えないで歩いていましたが、これだけは撮らないといけない気分になりました。

しおれた感じがしなくて、花のほうが撮ってくれと言っているように思えたのです。

    

今日の記録です。

距離のわりに時間がかかっているのはテープを巻いたり、倒木を伐ったりしていたからです。

そのような作業ですが、最低限のことは出来たので、これからは誰かの案内が出来そうです。


回数かせぎ?

2020年07月03日 | 山歩きから
    

仲間たちとの裏山歩き、いつもの駐車場に集まったのはタカ長をふくめて4名だけでした。

天気が悪いからでしょうが、、、、、

重い腰を上げたタカ長としてはもう少し来てほしいような気がします。

と言っても、誰も本気で歩く気はないみたいで、、、、

誰かが言っていましたが、山行きの回数をかせぎに来ただけ、みたいです。

    

もちろんタカ長もその一人です。

回数的には昨年と同じように歩きたいタカ長としては、1回1回の回数が問題なのです。

登山の中身はどうでも良い、とは言いませんが、回数を多くしたい気持ちは間違いなく持っています。

今日が78回目の山歩きになりますが、昨年78回目を記録したのは7月2日。このように、これまでのところ昨年とまったく同じペースで進んでいるのです。

誇るほどのものではありませんが、しかし、、、、

1回の山歩きの標高差が仮に500メートルとしたら、これまでにエヴェレストを海辺から4往復したことになるのです。

と言うことは、この調子で頑張ると、今年中にエヴェレストを8往復することになるのです。

すごい、すごい、これはすごい。八十路の登山者がエヴェレストを8往復

だから、継続は大切なのです。回数をかせぐことが大切なのです。

    

彼は何をしているの?

オオルリ沢に設置したオオルリの巣をチェックしているのですが、、、、、

    

その下では仲間がゴソゴソ。

土建屋の血が騒ぐのか、ここに来るといつも水の流れをチェックしています。

このような人がいるので、よほどの豪雨が降らないかぎり、この斜面が崩落することはありません。と断言しておきます。

    

男4名がこのようなことをしながら荒谷林道まで歩きました。

歩数にして8300。

本当に、回数をかせぐための山歩きでした。




新ルートが出来た?

2020年07月02日 | 山歩きから
何故かしら画面がおかしくなりました。ご判読くださるようお願いいたします。       今日も独りで裏山を歩いてきました。 タカ長が出発するころはこのような状態ですが、下山したときは満車状態でした。 山の中で会った登山者は2組3名だけ、その他の人はどこへ行ったのでしょうか? わが裏山は小さな山ですが、でも、やはり、山は大きいということですね。      今日は桜尾根を登りました。 桜尾根、白樫尾根は椿尾根よりは急登だと思いますが、それにしても今朝はキツイ登りでした。      障子岩に登って小休止。 安芸の宮島も、その向こうの周防大島も良く見えました。しかし、この方向から45度くらい左に見える石鎚山は見えなかったようです。 まわりの木が茂ってきたので、物理的に見えなくなっているかも分かりません。      牛池は通過。 動物除けのゲイトを二つ通過してさくらの里に向かいます。      途中の展望地も茂ってきました。 ここのウリである窓ヶ山も間もなく緑に埋もれてしまいそうです。 さくらの里の手前から左に折れて52番鉄塔に登って行きます。      52番鉄塔までは電力会社の管理道を歩くので問題はありませんが、52番鉄塔の手前から立戸岩に登る道は茂ってきて、やぶ漕ぎに近い状態になっていました。 前方がよく見えない登りでしたが、ひょっこり立戸岩に着きました。      立戸岩の北側は落ちているので、ご覧のような展望が楽しめます。 パノラマ写真に設定してカメラを53番鉄塔から52番鉄塔にパーン、180度の展望写真を撮りました。 わが裏山ではこのような大きな風景を撮れるところがほとんどないので、この展望は貴重です。      左の山が大峰山で、右遠方の特徴ある峰が吉和冠山です。 ここまでが登山モードで、これからは新ルートの開拓です。      先日はあの谷の左岸側を登ったので、今日は予定通り右岸側を下がって行きます。 なだらかな地形なので難所はありません。      余裕なので自撮り写真を撮ってみました。 このようにどこでも歩けそうな森ですが、その中の、倒木などに邪魔されないルートを捜しながら下りて行きました。      右岸側を下りるには問題ありませんが、ランドマークになりそうなものを探してブラブラ歩くと、ぬかるんだところを歩くこともありました。 でも、問題らしい問題もなく、、、、、、      先日のテープに着きました。 黄色が先日巻いたもの、その横に今日の赤テープを巻きました。 ここでルート探しは終わりですが、、、、、      チョット失敗して靴はこのようになりました。 でも、終始右岸側を歩けば、足を汚す心配もないようですし、倒木を避けるために迂回することもないようです。 今日の調査行で新ルートがほぼ決まったようです。      牛池は満水状態で、水辺に下りて写真を撮ることは出来ませんでした。 下山は椿尾根ルートです。ここで2組3名の登山者に会いました。それまではまったくの独りです。 人に会いたくなかったら椿尾根を登り、人が登って来る時間に桜尾根などを下りれば良いのかも分かりませんが、もともと登山者の少ない裏山ですから、コロナ問題があっても、そこまで考える必要はないと思います。      今日の記録です。 例の森でのんびりしたからでしょうか、思いのほか時間が経過していました。