明日から雨続きの予報、その前に独りで裏山を歩いてきました。
ふもとは晴れていますが、山には雲がへばりついていました。でも、わが裏山なら深い霧にまかれても歩くことが出来ます。
と言っても、そのような山歩きのトレーニングに行くのではありません。
今日の目的は牛池西の新ルートにテープを巻くことです。
わが裏山でも色々なテープが巻かれています。
あのテープを無条件に信じて歩くとルートを誤ります。登山用のテープではないからです。
近づいてみると、、、、、
このように巻かれています。
このテープは境界標の作業をする人が、何かの目的があって巻かれたもので、登山者用に巻かれたものではないのです。
このような例は珍しいことではなくて、山では普通にあります。林業関係の人が巻かれたテープもあれば、その他の人が何かの目的で巻かれることもあります。
タカ長たちはオオルリの巣を見るポイントにテープを巻いたこともあります。
そのようなわけで、当たり前のことですが、テープの意味も考えないで追っていくとルートを誤ることもあります。
事実、広島ではテープを盲目的に信じて前進したパーティーが、想定外の山に登ってしまい、下山できなくなって救助を要請したこともあります。
お粗末と言えばお粗末な事例ですが、注意しないといけません。
牛池西側のポイントまで直行。
この湿地を右側に見ながらテープを巻き始めます。
右岸側には道らしきものもありました。
それを利用しながら、倒木やブッシュに邪魔されないルートを決めて行きました。
そのテープですが、シッカリ決めたところはこのように巻きます。
赤いテープを巻いたところに黄色のテープを巻く
これがタカ長たちの巻き方です。
あの黄色のテープがタカ長の花押、と言うほどではありませんが、決済印みたいな意味を持たせています。
その意味をタカ長たちのメンバーは知っているので、このテープだけは信じてくれます。
そのためどこに巻いたら良いか、あれこれ考えながら行いました。
そのため軌跡が乱れていますが、ルートが分からなくなって右往左往したわけではありませんよ。
今日は手鋸を持って行き、何本かの倒木などを伐りました。そのため腰を曲げて通過するところは無くなりましたが、靴を汚さないようにするためにルートを微調整するところは残ったようです。
作業を終えてからさくらの里に行き、水苔池⇒椿尾根ルートで下りました。
水苔池の水辺にはツツジが咲いていました。
今日は花の撮影など考えないで歩いていましたが、これだけは撮らないといけない気分になりました。
しおれた感じがしなくて、花のほうが撮ってくれと言っているように思えたのです。
今日の記録です。
距離のわりに時間がかかっているのはテープを巻いたり、倒木を伐ったりしていたからです。
そのような作業ですが、最低限のことは出来たので、これからは誰かの案内が出来そうです。
そうなんですよね何でこんなところに・・・と思うような所にテープがあるのが気になってましたが沢山の関係の人が仕事で付けてるんですね。
黄色テープ良いですね!!
私達素人は、地図で確認しつつも赤テープがあればそっちに向かう可能性大ですので・・・
今後気を付けてみてみます。
私たちが歩くような藪山ではテープに助けられることは多々あります。
でも、それはテープに盲目的に従っているからではありません。
ルートがハッキリしない所でも、自分の進行方向は自分で考え、自分が描いた線に赤いテープを見つけて安心する、と言うパターンです。
えらそうなことを言うようですが、自分の進むルートは自分で考え、その考えを追認してもらうために赤テープを見る、と言う考えでやれば大きな間違いはないはずです。
もし間違ったらひき返す、人間は間違いをする動物だと思えば、何かに固執する必要はないと思っています。