タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

情報交換会を終わって

2008年12月07日 | タカの渡り観察
新しい動きに期待しています

 11月23日~24日にタカの渡りの情報交換会を行いました。その席で韓国から参加してもらったキム・ソンヒョン研究員から韓国のタカの現況について話してもらいました。


     ハチクマのタカ柱     写真: キム・ソンヒョン

 その話を受けて参加者の中から韓国での調査をしたいと言う動きが出てきました。例えばタカの渡り。この写真は韓国南西部の離島、紅島(ホンド)で撮影されたものですが、このハチクマは日本から渡っていったものかシベリア辺りから渡ってきたものかは確認されていません。

 この調査は少し難しくなりそうですが、先ずは韓国から日本に渡ってくるハチクマの数を見たいと言う素朴な希望もまだ十分満たされていません。渡り関係で言えば先ずその辺りから手をつけて行きたいのです。


     サシバ     写真: キム・ソンヒョン

 サシバの動きについても調査がされていないようです。タカのことについて言えば韓国ではこれから調査が始まる、と言っても過言ではないのではないかとタカ長は考えているのです。

 そのようなわけで、今回の情報交換会を機に日韓両国間でタカについての調査をしたいと言う機運が生まれたことは大変有意義なことで、この情報交換会を企画したものの一人として喜んでいます。

 その機運が機運だけで終わらないようタカ長も微力を尽くすつもりです。

 どんなに小さな一歩でも良いから来年中には目に見える具体的な結果が出ることを期待しているのです。