タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

帆船を見に、、、

2015年10月25日 | 日々雑感
昨日の土曜日、朝は町内会の用事を少しだけして(?)、、、、

そのあと、、、、広島みなと公園に、仲間の車に乗せてもらって行きました。

帆船を見るためです。

このあたり、タカ長の頭の中には「宇品」という地名ですが、、、、、最近はほとんど行くことがなくて、、、、、

再開発された宇品地区はタカ長にとっては「空白地帯」のようになっています。そのため仲間に案内かたがた連れて行ってもらったというわけです。

その公園のそばには帆船、日本丸が接岸していて、いろいろなイベントが行われている(今日の日曜日まで)ですが、その中の呼び物は日本丸の学生たちが帆を張るところ、、、、

それを見に行ったというわけです。

その実習の様子を説明するアナウンスもありましたが、一度聞いて分かることでもないので、ここでは写真だけ紹介することにします。

    

    

    

写真では見難いかも分かりませんが、白い服が実習生たちで、色のついた服を着ているのがプロ、先生ということになるのでしょうか。

2枚目、3枚目の写真の左から二人目がその先生で、実習生を指導していることが遠くからも見てとれます。

学生たちはまだ素人、3ヶ月くらいの経験だそうですが、、、、、、、

その彼らは最初に策動ロープ(白いロープ)のそれぞれの働きなどを2週間で覚え、夜間暗闇の中でも作業できるようにするのだとか、、、、

そのロープの総延長は30kmにもなるそうですが、すべての作業は人力で行うので、必要なときに必要なロープを操作するためには、、、、、その作業を多くの人と一緒に行うためには、それぞれのロープの名前とか役割とかを頭に叩きこまないといけないのでしょう。

    

    

この2枚では左端の人が先生ですが、その先生は靴を履いていますが、実習生は素足です。素足でロープの上に立ち自分の体重を支えるわけですから当然足は痛いはずです。しかし、彼らは素足です。

これはいじめではありません。ロープの上を歩く微妙なバランスを覚えるためには素足が良いのだとか。

その感覚をシッカリと覚えてから靴を履くことになるようです。

    

    

    

彼らはいま訓練の最中ですが、、12月中旬にはハワイのホノルルに向けての実習航海が待っています。

冬の北太平洋は荒れることが多く、その中でいろいろなことをするには、いま習っていることをシッカリ身につけておく必要があります。

そのためにも、、、、、そして軽率な行動をすれば、命綱を結んでいるとはいっても非情に怖い体験をすることになります。だから、当たり前のことですが訓練は真剣そのものでした。

この中には何名かの女子もいましたが、彼女たちも男子と区別されることもなく同じ訓練をしていました。

    

でも考えてみれば彼らは幸せですね。授業の様子を多くの人に見てもらえるのですから、、、

その授業で多くの人に感動を与えることが出来るのですから。そう、タカ長も彼らの姿を見て感動しました。

    

そのことは彼らも分かっていて、最後は見学者に向けてお礼の挨拶をしてくれました。

挨拶の最後は黄色のヘルメットを振って、、、、、、。

    

    

実習は帆を張るだけではありません。張った帆は元の形に片付けないといけません。

その様子も公開されていましたが、、、、、タカ長たちは帆を張り終えたところで帰りました。

    

駐車場から見る日本丸。ここについたときは穂を張っていませんでしたが、、、、

帆船は帆を張らないと、、、、、、帆を張ってなんぼうということになるようですね。