タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

鳥やら山やら

2014年04月10日 | 日々雑感
フィリピンに行っていた鳥友が帰国しました。

彼からのメールによると、ボホール島でアカハラダカの渡りを見たとか、この地では初記録らしいですね。500羽程度の群れだったようですが、このような場合は数ではありません。文字通り記録することに意味があるのです。

対馬の内山峠に秋に行き、500羽程度のアカハラダカを見たって人さまに話すほどのことはありません。そこに行けば多くのアカハラダカが渡ることは確認されているからです。

しかし、渡りが確認されていない、いわば暗黒地帯のようなところで見ると、500羽が100羽でも意味があります。そのような渡りを見ただけでも、タカ好きの鳥友にはボホール島に行った甲斐があったというものです。

それに似たようなことを私たちは秋の済州島で行おうとしています。

9月に行けば多くのハチクマを見ることが出来ることは鳥友たちが確認していますが、それらのハチクマがどこから東シナ海に向けて飛びたっているのか??? 

その疑問解決の手がかりをつかみたいのですが、、、、、、さてさてどうなることでしょうか?

   

   

適当な画像がないので先日行った角島の画像を使います。

角島では夜明け前から観察を始め、渡りが一段落する午後はくつろいだ時間を過ごしましたが、終日観察地を離れることはありませんでした。どっぷりと角島に使った4日間でした。

   

   

そのような観察で、私たちの観察地では撮ることのできないハイタカを撮ることができましたが、、、、

角島に行けばこのようなことは当たり前のことと言えば当たり前のことです。今日も観察は続けられていますが、仲間からのショートメールによると、6時台には近くをバンバン飛んでパニックになったようです。

タカ長の行ったときにはそれほど良いことはありませんでした。同じ観察地でも日によって違いますが、それと同じように観察されるタカの数がもつ意味も観察地によって違うのです。

          

その一方で、山グループでは夏山に向けての準備が始まっています。

この画像は1999年8月3日に立山の雄山山頂で神主さんもまじえて撮ったものです。15年も前になるとメンバー構成が今とは違っていますね。

この中にはすでに故人になられた人が複数います。退会された人もいれば健康上の理由で山に登れない人もいます。

そのようなことを考えると、間違いなく一年一年が勝負で、このチャンスを逃すと立山に登ることはできないはずです。とは言っても、登りたい山と登れる山は違います。

そのあたりをどのようにみて、どのように対応してゆくか、、、、、、、

山の面でもあれこれ考えることが多いタカ長です。