タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

雨の深山峡

2011年08月24日 | 山歩きから
終わってみればそれなりに充実した一日でした

 昨日の深山峡。マイクロバスを貸切ってのプランでしたがあいにくの雨。ほとんど終日降りました。

 雨の日は雨の日の楽しみがある、と言いますが、昨日のようにメンバーの孫が4名参加したプランでは、青空の下で渓流遊びがしたかったのは言うまでもありません。

 しかし、いろいろ予定変更などして、予定外のところにも行って、、、、終わってみればそれなりに充実した一日になりました。

        

 まず最初に安芸太田町の上殿小学校に行き校庭にあるアメリカキササゲの木を見ました。

 ノウゼンカズラ科のこの大木、推定樹齢は250年で胸高幹周りは3.4m、アメリカキササゲとしては広島県一の大木です。調べてみるときれいな花が咲くようですが、その花期は6~7月ですから昨日は花は見ることが出来ませんでした。花は見えない、紅葉はしていない、、、、と言うことでこの木を見るには最高のときではありませんでしたが、これは仕方ありませんね。木を見るために行ったのではありませんから、、、、。

        

 そのあと近くの堀八幡神社に行きました。この神社は長和4年(1015年)に豊前の国の宇佐八幡宮より分けられ祀られた古社です。この木はヒイラギの古木ですが、この木を見るために行ったのではありません。一番の目的は、、、、これ、、、、

          

 自然石で造られた灯篭としては日本一と言われるこの石灯篭を見に寄ったのです。

 この灯篭は安政4年(1857年)に3年間の時間と延べ6万人の労力を使って造られたものです。高さは5.5m、上のかさの部分の広さは畳8枚分あるそうです。

 そのあと深山峡の前を素通りして温井ダムに行きました。タカ長は工事中の温井ダムは見た記憶がありますが、、、、、完成した温井ダムに行くのは初めてのことです。ずいぶん長いあいだこの辺りに行っていないのですね。

 温井ダムでは展示室を見学したあと高速エレベーター(分速240m)で下に下り、、、、、

        

 気温16℃の地下通路を通ってダムの下に向いました。

        

 その途中にはダムの堰堤を支えている岩盤に触ることが出来るよう工夫されたところがあります。

        

 その先を行くとダムの下に出ます。放水するときは下に見えるブルーの部分からするようです。上の放水口はダムの完成テストのときに使ったもので、それ以降は使っていないと言うことでした。

        

 ダムを見学しているときは雨足も強かったのですが、、、、、、

 深山峡に着いたときは傘がなくても気にならない程度の小降りになっていました。

 そろそろ昼食が気になる時間になりましたが、ここでは24名が入れるほどの東屋もありません。そのため仲間が竜頭峡の温泉施設に電話して部屋を借りることにしました。

 そこで昼食、希望者は入浴し、、、、、雨は小降りなので外に出て竜頭の滝まで行きました。

          

 これは雄滝です。この前を通って100m先に、、、、、、

          

 雌滝があります。この前で子どもたちは水遊び、、、、、。時間は短かったのですが、それでも水遊びをしたことで子どもたちも安心したようです。

 このような遊びは傘をさしてするものではありませんが、しかし、子どもたちにとっては水に入るか入らないかは大違いなのですね。

 ここから帰りに右側の岩壁に気になる花を見つけたのですが、そのすぐ前にマムシがいたのでゆっくり撮影できませんでした。そのため帰って見るとピンボケ。仕方ありませんね。マムシに噛まれることを思えばピンボケ写真は我慢できます。

          

 最後に広島市の奥座敷と言われた湯来温泉に立ち寄りました。

 女性たちは物産品販売所で野菜などの購入。そのあと足湯に浸かって、、、、、それなりに充実した一日を終わりました。

 他の山歩きでは雨の日は雨の日の楽しみがある、と言うことは出来ます。しかし、渓流遊びの日は晴れなくては面白くありませんね。

 しかし、昨日はみんなの知恵を出し合って、、、、楽しい日を過ごすことができました。これは負け惜しみではありませんよ。