タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

韓国の伽耶山に登る~2

2010年12月11日 | 韓国情報
前置きが長くなって恐縮ですが、、、、

 タカ長たち4名で韓国の山に登りました。そのときの体験を書こうとしているのですが、もう少し前置きにおつき合い下さい。

 タカ長が鳥の関係などで韓国に行き始めて10年が過ぎました。最初は先輩の後をついて歩くだけ、自分では何も出来ませんでした。もちろんその頃は韓国語はまったく知りませんでした。

 何度か行くうちに韓国語を勉強する気になってNHKのラジオ講座を聞き始めました。ところが、その日に勉強したことがまったく頭に入りません。腹が立つほど記憶力が落ちていました。それでもそれなりに頑張りましたが、、、、、本当にことにならなくて、我ながら感心するほど、見事に記憶できませんでした。

 何年たっても初級講座のせいぜい3ヶ月程度の知識しか身につきませんでしたが、それでも時間をかければ町の名前程度は読めるようになりました。これが私にとっては革命的(?)な変化になりました。聞くとか話すとか言うことはすっかりあきらめた状態ですが、しかし、町の名前などを読めるようになってから、自分の足で韓国を歩くことが出来るようになったのです。

  

 このときの旅。慶州の観光を終えて伽耶山の麓の海印寺(ヘインサ)にバスで行きました。そのためには当然のことですが慶州のバスターミナルに行きます。そこで切符を買って乗り場に出て、、、このようなところに立ちます。そこで海印寺行きが出る乗り場を探します。

 3番乗り場の案内板の一番右側に「ソテグ」と書かれています。「ソ」は西の意味です。テグ市の西部バスターミナルへ行くバスが出るところであることを意味しています。

 これが読めることが韓国旅行をする最低の条件だと言えます。これだけが読めて、、、、そして入ってくるバスの行き先表示を読むことが出来れば黙っていても目的地に行きます。

  

 テグ市のバスターミナルです。画面の右上に「ヘインサ」と書かれています。バスの行き先表示にも右側に「ヘインサ」と書かれています。これだけ確認できれば大丈夫なのです。

 ハングルの標記は記号みたいなものですから、読むだけのレベルなら簡単に出来るようになります。それ以上のことを望まなければ思ったより簡単に習得できますから、是非ここまで習得して韓国旅行を楽しんでください。

 英語標記があるからそれを読めば良いのでは、と思われるかも分かりませんが、これはあまりお勧めできません。案外難しいのです。韓国語には日本語では同じ標記する音にも平音とか激音とか濃音があります。韓国の人たちはそれぞれの音を発音していますが、それを英語標記(ローマ字標記)にすることは出来ないのです。

 そのため私たちがいつも行くプサンは英語標記ではBusan になります。ややこしくなるのでそれ以上の説明はしませんが、町の名前一つとっても英語標記になると私たちにはとても読みにくくなります。

 と言うことでここはぜひ韓国語の初歩の初歩だけで良いですから勉強されることをお勧めします。

 

 前置きが長くなりましたが、、、とにかく海印寺の門前町のモーテルに無事到着しました。このモーテルに2泊して伽耶山に登るわけです。

 

 朝慶州を出発した私たちは昼前にこのモーテルに入りました。

 ここで昼食を採ったあと午後は海印寺の観光を兼ねて伽耶山の登山口を確認するだけです。実際に登るのは次の日、登山の日は出発時にもたもたしたくないので下見に出かけたのです。