タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

好天に誘われて

2010年12月05日 | 日々雑感
松の手入れをしました

 タカ長宅、門の横にある松。

 家を新築したときに弟がお祝いに買ってくれた松で、性の良い松なのです。しかし、ここ何年かは手入れらしい手入れをしていなかったので荒れていました。定年退職したら松や盆栽の手入れなどを趣味とするつもりだったのですが、、、、、。

 この30年余の間にタカ長の人生はすっかり変わってしまいました。気がついてみれば山や鳥、そして旅行や町内会の世話などで家にいることがとても少ない生活になっていました。そのため時間をかけて庭木の手入れなど出来ない状態になっていました。

  

 荒れた松を見て仲間が手を貸してくれました。
 町内会の掃除を終わっての帰り道、彼がやって来て何となく二人で手入れをすることになってしまったのです。その手入れ、タカ長は理屈では分かっているのですが、もうひとつ切り込むことが出来なくて、、、、、そのことが欠点になって松を荒らしてしまった一面があります。

 彼は思い切りよく剪定してくれました。こうなると部屋の片付けと同じですね。あまり必要がないことは分かっていても捨てられない。誰かがどさっと捨ててくれれば、それに対してあれこれ言うことはないのです。しかし、自分では捨てられない。これが「もったいない、もったいない」と言って育った世代の悪しき習性です。

  

 彼につられて鋏を入れたらすっかり涼しくなりました。風通しも日当たりも良くなったので、来年には新しい芽がたくさん吹いてくれるはずです。

  

 いままで葉の陰に隠れていた枝や幹が丸見えになりました。ボディラインが白日の下にさらされて恥ずかしいくらいです。これを機に松のためにも時間をさいて、それなりに仕上げてやるつもりです。

  

 これはご近所のモクレンの花芽です。何となく大きくなっているようなので撮ってみました。

 今日は町内会の清掃と防災の講習会、そして松の手入れ。観察地にも行けないで一日があっと言う間に終わりました。


    きらきらと 松葉が落ちる 松手入れ   星野立子

 年々手入れがされている松を熟練の職人が手入れをするとこのような風景が見られるのでしょうが、何しろあれた松の手入れですから、枝ごとバサッと伐ることが多いのでとても「さらさらと」と言う情景にはならなかったようです。