タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~今シーズンのまとめ

2008年11月10日 | タカの渡り観察
今シーズンの概要がまとまりました

 タカ長観察地の観察結果の概要がまとまりました。集計はトビ吉書記長(?)によるものです。先ずは次のグラフをご覧下さい。



 先日も紹介したグラフですが、最終的な数字も入れています。



 観察したタカの内訳です。タカの総数は5339羽になります。

 タカ長観察地の内訳はほぼ80%がハチクマでハイタカ属とノスリがそれぞれ10%程度になります。この傾向には毎年大きな変化はありません。それとサシバの数が少ないと言うのがこの観察地の特長になります。

 この観察地を渡るサシバは大陸と関係しており、四国⇒九州⇒南西諸島と渡っていくサシバとは別のグループではないかと考えています。いまDNA解析による研究も進められているようですから、そのうちタカ長の疑問も解決されるものと期待しています。

2008年秋の概要

   観察日数           66日
   観察者延べ数        321名

   観察したタカ        5339羽

     内訳
         ハチクマ         4073羽
         ノスリ            559羽
         サシバ           100羽
         ハイタカ属         598羽
         その他 
                        9羽


     ハイタカ属の渡り方向

              西向き         421羽
              東向き         177羽

 以上が数字的な概要です。

 記録したタカは例年と比べて特段の変化はないようですが、内容的にイマイチな結果に思えるのは、ハチクマの時期の大きなドラマを見ることが出来なかったからでしょうか?

 ともあれ今シーズンは終了しました。春の渡りまでは渡り関係の速報はなくなりますが、タカ関係の話題を含めて随時更新を続けていくつもりです。

 渡りのシーズンオフもよろしくお願い致します。