「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

正確で厳格なタクシー運転手の犯罪にトシさんが悲しく暴く

2014-05-21 22:58:17 | 日テレプラス日誌
あすの日テレ・マイコン登場編は、

第632話 60.01.11 恐ろしい (トシさん)

ゲスト:大坂志郎
 生井健夫 寺田路恵
 島田順司 井上高志
 吉中六 幸田直子 西尾徳 小田健八 藤野ゆき
 町田幸夫 吉沢梨恵 横尾三郎 石塚雅幸 西谷雅恵

脚本:小川英 蔵元三四郎
監督:山本迪夫

当直明けのトシさんが、街で赤いスポーツカーによるひき逃げ事件を目撃、たまたま通りかかったタクシーに飛び乗り追跡、タクシー運転手の田口はかなり年輩ながら制限速度を守りながら裏道を巧みに利用し、暴走するスポーツカーの前に回り込んだ。早速トシさんは運転していた若者を逮捕しようとしたが、田口が憎悪をむき出しにして若者に殴り掛かった為、止めるのに苦労した。
それから数日後の雨の朝、田口のタクシーがスリップ事故を起こして大破し、客のヤクザ・河西が死亡、田口も負傷し入院した。
それは一見単純な交通事故に見えたが、トシさんは先日の田口の運転ぶりからとても事故を起こすことは考えられず、もしかすると計画的な殺人行為ではないかと、交通係の怪訝な眼に晒されながら、田口の周辺などを洗った。
結果、河西は5年前にトラックの酒酔い運転で田口の長男・徹の嫁・泰代、徹の息子・修を撥ね飛ばし、徹と修を死亡させていたことが判った。泰代は命を取り留めたが、ノイローゼ状態になり家出、残された長女の恵子を田口が育てていた。
この事実をもって田口に迫るトシさんだったが、田口は自白しそうもなかった。恵子をひとりぼっちにさせる訳にはいかなかった。
トシさんは田口に同情しつつも、殺人についてはあくまでも罪の償いをしなければならないと考え、残る手がかりである泰代の行方を捜した・・・。

マイホームパパや人情味あふれるおやじさん的役柄が多い、大坂さんが太陽に初登場にして、結構微妙な心理状態の男を演じきるところが見どころでありますが、恵子の健気さも見逃せません。さらに家族と別れたことで毎日さみしさをしみじみと感じていたトシさんが田口一家の悲劇に触れ、家庭を持った身からの同情と、刑事として罪を憎む姿勢との板挟みを感じる「トシさんらしい」部分も、この作品のミソになっていると思います。
今にして思えば、かなり豪華なゲスト陣ですが、島田・井上(!)両氏が交通係の刑事というのも中々唸る部分です・・・って、かつて井上氏が演じた犯人一味は、七曲署のトイレで殺された前科(^_^;)があったりします。

太陽中毒キーワードとしては、ゲストの役名が「田口」「徹」「恵子」とレギュラーメンバーゆかりのものが異常に多いところでしょうか(^_^;)
普段は意識的に使用することは少ないようですが、今回は大盤振る舞いです。

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