「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送11/22=マカロニは、男の約束、刑事の立場、どっちを取る?

2020-11-21 06:49:40 | 放送予定
満身創痍の為昨日中山式快癒器を引っ張り出してきて腰に当て絶叫していたけぶでございます<(_ _)>
かなりマシになってきました(^_^;)

さてさて、明日の太陽放送です。

【地上波】サンテレビ・マカロニ編

11/22(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第34話)
サンテレビ1(地上波)

第36話 48.03.23 危険な約束 (マカロニ)

レギュラー:石原裕次郎

      萩原健一
      関根恵子(欠場)

      露口茂
      竜雷太
      小野寺昭(欠場)
      下川辰平(欠場)

ゲスト:沖田駿一
真屋順子 中井啓輔 
小林千鶴子 波多野憲
岸野小百合 高山秀雄 高橋征郎 竹内照夫
山岡徹也 宮坂将嘉

脚本:市川森一 山田正弘
監督:山本迪夫


ある夜、マカロニはゴリさんと万引き事件の捜査のため合流するはずだったが、なかなかゴリさんが現れない。
一係に連絡を入れると、ゴリさんは両親に放置され餓死寸前だった子供たちを急きょ助けに飛び出していた。
その調子であれば、一時間以上は待たされるとふんだマカロニはボスの勧めもあって待ち合わせ場所のスナック「旅路」に入った。
一係では、昨日城北署管内で発生したピストル強盗事件が話題になっていて、被害者の保険外交員は昏睡状態で、犯人の目星もついていなかった。山さんはふと犯人は盗んだ600万円余りの金で何が欲しかったのかとなんとなく考えてみた。
「旅路」には学生風のカップルが無邪気にヨット航海の夢を語り、ヤクザとヤクザ志望の若い男がビールを片手に子分にする、しないで話合っていた。サラリーマンは妻との電話で出張に出ていると嘘をついてアリバイを作っている。どうやらここで浮気相手と待ち合わせをしている感じだ。
マカロニが一人でいると、これも一人で酒を飲んでいる老人に誰も待ってくれるものなどいないと嘆かれ酒を勧められたが断った。
ただ、そんなやり取りの中、一人の男が入店してきた。老人はマカロニに絡んでいる最中に拳銃を所持していることを気付いてしまう。適当にあしらおうとしたとき、さっき入ってきた男が飛びかかってきて格闘になり、刑事が拳銃を落としてしまう。
その騒ぎの中、若い男が入店してきて拳銃を拾った。
マカロニに飛びかかった男は自ら城北署の刑事であることを名乗って、拳銃を渡すよう促すが、若い男は素のまま拳銃を刑事や客たちに向け脅してきた。そこで刑事=瀬木はその若い男が自分の追っているピストル強盗犯であることを直感したが、瀬木は若い男に手錠を掛けられ拘束されてしまう。そこにサラリーマンの愛人であるホステスが入ってきてしまった。
若い男はスナックの看板の灯りを消し、店じまいしたように見せかけるよう指示、マカロニにヤクザであるかどうか聞いてきたので、マカロニはヤクザだと答えた。
若い男=坂口は瀬木から奪った拳銃舐めるように見まわし、拳銃のうんちくを述べたあとに自分でも職場の工場で手製の38口径拳銃を作ったのだという。その瀬木の拳銃を「ヤクザ」なマカロニは受取り、瀬木に向けて引き金を引いたが弾が切れていた。
そんなマカロニを坂口は気に入ったようだ。坂口は何かを待つように午後9時まで籠城するつもりでいる。
トイレに入り込んだマカロニは自分が刑事であることを隠す為、拳銃や手錠を水タンクの中に隠した。
一係にゴリさんが戻ってきたのそんな頃で、どうやら飲んだくれの亭主への戒めに子供を置いて家出したのだが、亭主は飲んだくれて城南署の厄介になっており自宅に帰ることが出来なかったというのが顛末だった。
山さんからマカロニが「旅路」で待っていることを知らされ、ゴリさんは急いで向かったが、店の看板の灯が落ちていたために帰ってしまう。
9時になったが、坂口は出ていく気配が無い。人質の客の中から、酒を注文するものが出てきたり、サラリーマンは自分勝手なことを言った為坂口の癇に障り、妻へ電話することを強要、愛人まで電話に出て浮気が完全にばれてしまう。そこでサラリーマンと愛人は揉みあいになり店のランプを落としてボヤ騒ぎになるが、マカロニは客が武器として忍ばせていた消火器で火を消した。そんな再び緊迫した空気の中、坂口はマカロニに恋人・圭子を連れてくるように頼まれた・・・坂口の待ち人はその恋人だったらしい。
マカロニが外へ出た後、「旅路」に一係のボスからマカロニがいないかどうかの問い合わせの電話が入って・・・・。


ゴリさんとの待ち合わせで偶然居合わせたスナックで籠城事件に巻き込まれてしまうマカロニ。
あくまでも刑事の身分が暴かれることの無いように、アウトローを装う。
図らずも人間を3人殺してしまい、その上淡い恋心を抱いた相手を自ら逮捕した直後のマカロニ主演編。
基本的に面倒なことが嫌いなマカロニが籠城事件に巻き込まれ・・・。
前回の失恋で自暴自棄になったのか、それとも自分の人を見る目を確認するためか、その籠城犯人のある要求に応じるわけですが・・・。
犯人に簡単に言ってしまえば同情したり、ボコボコにぶん殴られても反撃しなかったり、やけくそになっているようにも見えるマカロニ、多分その心中には短い間に様々な経験をしてしまった刑事という職業への失望感みたいなものが見え隠れして・・・。
ショーケンさんにしても、映画出演出番縮小・欠場の直前の一区切りみたいなものだったのだと深読みします。いつもであれば、上手く立ち廻れそうなマカロニが「真っ正面」な感じなのが前回込みでグッとくる名作になっています。
また、この時期から山さん(エンジに白波ネクタイに茶系スーツ)とゴリさん(赤ネクタイのグレースーツ)の衣装頻出、撮影時期も放送もかなりタイトでやりくりが感じがれる作品が続きます。
今回はシンコ、長さん、殿下も欠場、「一夜の出来事」としてスナック「旅路」中心のドラマが繰り広げられます。

この話、『七人の刑事(新)』#19 「スナック・ジャック」(この時の犯人は火野正平さん)、『刑事貴族(郷編)』#31「刑事たちの忙しい夜」でリメイクされていることでも知られています。(本作自体も元ネタはあるそうですが(^_^;))

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