「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

X巡回・・・というか結局は「太陽沼」?

2024-05-06 18:46:54 | 当直室日記

X巡回、麻矢さんへの返信みたいなものですが(^_^;)

▼バディ刑事モノの始祖・製作費の内経費。

始祖という観点からいけば、『二人の事件簿』『俺たちの勲章』『華麗なる刑事』『兄弟刑事』と、刑事ドラマブームの旗揚げ元年だと小職が感じている1975年4月に2作始まっているんですけど、『二人の事件簿』が通算70話。『俺勲』(19話、本放送は18話)がバディものの元祖のような感じが結構一般的なんですが、ほぼ同時スタートなんですよね。ならば『二人-』『俺勲』なんですけど、継続的な観点でボン・ロッキーについては、宿なし(^_^;)⇒結成⇒同居(^_^;)⇒活躍・成長⇒喪失⇒結婚・・・とものすごく大河なんですよね。バディの継続的描写の原点であると小職は思っています。
そもそもの発想の原点は日テレは『傷だらけの天使』だと思いますが、他の番組は外国モノの影響があったのではないかと思います。ただ、これらの番組が終わったあとは、『誇りの報酬』までバディ刑事ものって印象が薄い・・・2時間ドラマ系はありましたけどね。単発的要素が濃かったし。
・・・・『非常のライセンス』の会田と矢部さんもある意味バディ・・・・(^_^;)
そんなこと云ったら、ボスと山さんもバディ・・・・>>>沼

製作費、ほぼギャラ含めた人件費が大半を占めていて、その他の経費はカスッカス(^_^;)だったそうなので・・・っと考えると、他の作品に比べ人件費の割合はかなり高かったのではないかと思います。一係部屋のセットですら、什器は流用みたいでしたから、ひょっとすると経費は1話50万円ぐらいじゃなかったのかと(^_^;)。そういった意味では太陽の製作費って結構近代的というか現実的だったというか。スター系のプロダクションだとそうはいかない。拘りを貫き通せば真っ赤っ赤で会社が成り立たないし、なるべくバランスよく運営していた三船プロでさえダメになっちゃいましたしね。良い悪い別として、裕次郎さんの事業センス(コマサさんのセンスともいえる)で、ご自分の意見をごり押ししなかったから、共同企業体としての太陽は成功したというところはあったんだと思います。

・・・・内緒話ですが、公な研究者(原稿料に金銭を伴ったり、出版できる方)には、もっと太陽を深く掘り下げて欲しいという個人的な欲求はありますね。マカロニ・ジーパン編は当たり前だのクラッカーなんですよね。スニーカーだって掘り下げれば沼だし(^_^;)、DJにしても公な掘り下げはまだまだ。
キャラを個別に掘り下げるのもありますが、太陽を一事業として見るという方向性もあったり、全体像からの変貌もありながらも基本は大きく変えていないところもあったり、いや・・・沼ですね(^_^;)


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