「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

日誌+サンテレビ太陽放送9/24 これは誘拐事件か?山さんの「暴走」の根拠と怒りとは

2023-09-24 08:13:27 | 放送予定

気温10℃差が一気に来ている北海道のけぶでございます<(_ _)>
すごしやすいんですけど、身体が追い付かないです(^_^;)

小職と同年のマツコ氏『マツコ会議』が終了。すっかり数が少なくなってしまった小職のテレビ視聴番組がまた消えました・・・。
結構、世代ギャップを痛切に感じる昨今だし、マツコ氏も「もうそろそろ仕事整理」という気風もあったりで。
テレビ好きだった小職としても、生活的にいつでも見ることができるYouTubeを視聴しているし、年代的には仕事も時間的な消化からいくとキツくなっているので、何とも複雑な思いですね・・・・・。

X巡回
▼不思議ちゃん作品
麻矢さんがサンテレビのボン登場からやはり活気づいてきて祝着です。
やっぱり、話題になることはいい事です。
ところでお題の不思議ちゃん作品、麻矢さんが仰っている不思議な雰囲気を醸し出している作品。
#295も#320もそうなのですが、塩田千種さんの脚本なんですよね。それと演出が木下監督。こういう不思議ちゃん作品については、ボン・ロッキー編は特に撮り方も凝っているので、何となく魔力みたいなものがあって、何回も見てしまいます。
太陽についてはこういう作品(言葉を換えれば前衛的なところもある)は結構あって、木下監督と塩田さんという組み合わせが最強なのですが(ほかに#301)、まさに不思議ちゃん的ゲストの坪田直子さんのゲスト作品群も坪田さんの独特なオーラが作品全体を引っ張ったりします。
そういう雰囲気(簡単に言えばミステリアス的な)を太陽が本格的に門戸を開けるようになったのはテキボン期からで、結構続いたのが300話前後。ストレートな題材でもちょっと凝ってみたりという。(ある意味、余裕の現れ)
実はこれが太陽視聴の醍醐味だったりします。

スニ登場期については、若い脚本家の方々がリアルな題材と『特捜最前線』への意識があったため、撮り方含めておとなしくなってしまいますが、木下監督はそれ以後も意識していた気がします。いや、ある意味斎藤監督もそうか・・・。

男性の「不思議ちゃん」といえば、米倉斉加年さんかなぁ・・・#320もそうですが、#368もなかなか。


▼山さんのそこぢから
仲間や被害者が危機の時に、集中力を爆発させて身体・精神能力をいかんなく発揮する山さん。
#78もそうですが、#52の運転テクニックも見逃せず、実は#171もその傾向があったりして。
いや、そうじゃなければ、公然の面前でボスを撃つなんて出来ないですからね・・・・。

 

さて、9/24サンテレビ・太陽放送。
#171は女子大生誘拐事件が発生し、金の受け渡し時に現れた男を堂々と追い取り押さえる山さん。
男は単に真犯人に頼まれただけで、男が指定された場所に金を置いて犯人を待つが現れず、女子大生は死体で発見されて・・・。
当然、山さんには考えがあるわけですが・・・ゴリさんにも不信感を抱かせたこの行動は当然非難を浴びてしまいます。
それ以来単独行動をとり、女子大生の周辺を洗った山さんはある事に気付く訳ですが・・・・。
「誘拐事件」の常道捜査から逸脱した山さんのいつもでは考えられない行動と、脅迫電話の気持ち悪さが際立つ作品ですが、殺されてしまった女子大生があまりにも不憫な感じで悲しい・・・(これは山さんの暴走とは関係ない意味で、女子大生がいじらしいというか・・・)
・・・そして、戸部夕子さんの贅沢なつかいかた(数十秒)・・・・。

サンテレビ放送は10/1から11:00開始となりますので、要注意です(^_^;)


山村「誰が引っ込んでると言った!!暴走した車は終点まで走るしかないんだ!!たとえ結果はどう出ようとな!!!」


【地上波】サンテレビ・テキサス&ボン編

9/24(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス・ボン編 第4話)
サンテレビ1(地上波)

第171話 50.10.24 暴走 (山さん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
 
ゲスト:柴田侊彦
 戸部夕子 武岡淳一
 木下ゆず子 宇田川智子 簗正昭 小山武宏 平塚敏夫 桜井弘 佐藤満寿美
 (山谷初男の放浪詩集/新宿)
               仲谷昇 

脚本:小川英 杉村のぼる

監督:澤田幸弘


一係に「女を誘拐した」と身代金を要求する活字を切り貼りした手紙が届く。いたずらかと思われたが、山さんは無差別誘拐を懸念、捜査が開始されたが手紙には証拠となるものは何も残されていなかった。
この段階で都内で行方不明の届け出があった3名の女性を洗い出していたが、続けてそのなかの橋爪京子を誘拐したというツギハギ脅迫電話が一係にもたらされ、誘拐の物的証拠はあるものの誘拐されたところを目撃されていない為に顔見知りの犯行であると確信した山さんは、一刻も早く京子を救出しようと金の受け渡し時に現れた男を捕まえ問い詰めるが男は京子の事を知らず、京子は死体となって発見され、七曲署に非難が集中する・・・・。

って、一係への嫌がらせ?
完全に計画殺人のカムフラージュとして利用された一係、山さんも様々な「作為」に気が付きながらも誘拐事件として取り組んでのあの結果ですから、落胆はかなりのものでしたが、それでも奮起し例の金の受け渡し時に現れた男の方から糸口を見つけるわけです。
山さんの勘働きが無ければ解決しなかったようなかなり卑劣で巧妙な事件で、横山の犯行理由はただ保身だけ、それで婚約者を殺し、それを誘拐事件に偽装し、最後の仕上げとして一係に捜査責任を一手に持たせるような手法をとって完全に自分は被害者側に落ち着かせるという手段は、他にあまり例がありません。
その横山、先にも書いたようにサラリーマンでありながら相当のタフマンぶり。
一体この男、どういう男なんだ?
一係には特別に恨みがあるわけじゃないだろうし・・・。
ただ、そうだからこそ一係を利用して自滅したというのはあると思います。

今回は山手線内や山さんの丹念な捜査、そしてクライマックスのゴリ&テキVS横山の対決などロケが多く、セットシーン等がカットされている感じがします。戸部夕子さんも橋爪家のお手伝いさんとして御出演でしたが、ワンシーンのみの登場でそれも天井からのショットという顔が確認できない状態、チョイ役としては豪華すぎる布陣なので多分その前のくだりもあったものと思います。
京子の宇田川智子さんは、後に金八先生で体育教師を演じられるようです。

BGMもどんどんSE系の「橋渡し的曲」が多用されていき、その後のブリッジ曲の使用例のような感じになってきました。
それに、「衝撃のテーマ」の#35に似た加工バージョンも、山さんのアクションに華を添えています。
澤田監督のダイナミックな演出にマッチしていました。
(冒頭からのゴリさんアップもダイナミック(^_^;))

この頃、長さんの出番が少ない(今回ロケ不参加)・・・それにボスは前回から比べてかなり髪が伸びた感じで、1ヵ月ぐらいは隔たりがあるような気がしますが、結構スケジュール組みに苦心していた時期なのかもしれません。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日誌+サンテレビ太陽放送9/17... | トップ | 太陽のトラウマ(テキボン期) »

放送予定」カテゴリの最新記事