「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

七曲署 刑事課 捜査一係 の 特殊性

2011-05-24 23:14:27 | 「けぶの妄想」
ちょっと妄想話を(^_^;)

七曲署・刑事課・捜査一係

って何だろう・・・と今更(^_^;)

一般的に所轄の係長職は警部補が勤めるのに、ボスが警部(但しジーパン編の#77、#86では警部補)。
これは、以前『七人の刑事』の赤城係長が警部だったということに端を発する説を書きました。
(『特別機動捜査隊』の西本係長も警部)

山さんは警部から警部補に降格。
スコッチは欠勤届の自ら警部補と書いたりしている・・・。

一般的でリアルな観点からするとあり得ない(^_^;)

さらに、ゴリさんや殿下は神奈川県警からの転入で、
以前の係長の小谷警部は「栄転」して故郷の鹿児島県警に居る。

益々ややこやしい。。。

更に、殺気をもって銃の引き金を引こうとした宗吉は辞職、汚職刑事の汚名を着せられて辞職した刑事もいる。

女性刑事の誕生(シンコ)は署長のツルの一声だし、人事異動も殉職がきっかけの場合がほとんど。

まあ・・・挙げりゃキリがないので止めますが。


そもそもボスやゴリさんも本庁に勤めていた形跡もあり、ダメ刑事の吹き溜まりという所は無い・・・というよりはわざわざ他の県警からの人事交流と思われる人材をなぜ所轄署でヘビの生殺しのように扱うのか・・・。

元々、小谷警部の時代から・・・七曲署の捜査一係はへそ曲がりというか変わり者というか、自己の信念の忠実な刑事の受け皿として機能していたのでは・・・と。

ボスにしても、本来はもっと出世すべき人なのに、エリートコースから外されている感じで、完璧に一係にベッタリの感じ。普通部下が殉職したら上司にも影響があるわけですが、逆に言うと本庁はその方が都合がよかったのかもしれません。

山さんにせよゴリさんにせよ自己の信念が警察組織の範疇から逸脱していますし。

殿下にしても本来の能力を他署で発揮できず誤解されて七曲署に移ってきたのでは。

マカロニにしてもジーパンにしても、他の上司では手に余るでしょうし・・・とは言いつつも、別に悪いことやった訳ではないので左遷するわけにもいかないでしょうし・・。

ジーパン編後期から本庁からの特別任務を度々受けるようになった藤堂一家は本庁では都合のいい「機動隊」だったとも言えます。
責任はボスが被るわけですから・・・(^_^;)

ただ、ボスにしても恐らく本庁に強力な支援者が居たからこそ、あのガンジガラメの組織の中で比較的自由に活躍出来たのだと思いますが。

そういうことを妄想すると、スコッチの欠勤届はちょっと現実味を帯びてきます。

そもそもスコッチはキャリアという妄想を前提として、所轄修業中に「倉田殉職事件」に遭遇。
ボスが引き取らなければ免職だったわけで。

そもそもスコッチは警部補まで登り詰めていて、結局は「免職」か「降格」かという危険水域まで到達していたと。
変な話、免職寸前の刑事がそのまま警察組織に残れるわけがないですからね。
しかし、巡査まで降格というのはまあ、凄い仕打ちです。
スコッチ本人は捜査を全うしただけなので、免職どころか降格だって受け入れないでしょうから、降格前の「警部補」という階級を敢えて書いたんだと思いますが・・・。

スコッチの件を皮切りに、ボスの変な奴を拾ってくる癖が始まります(^_^;)
ロッキーにしても拳銃恐怖症だし、スニは単独行動は結構へっちゃらだし、ドックは本庁から手をあげて一係を志願するし、ラガーは前署の元署長の「特に抜擢」で若くして刑事になって結局その署長が居なくなったことで弾かれた感じですし。

優秀だけど訳ありな人材をいかに生かすか・・・これが七曲署の捜査一係に課せられた使命だったのかもしれません。

なので、ボスの後を受けた篁係長は相当な器だったのでは・・・というよりは、あまりにも優秀すぎたのかもしれません。

このボスの設定は、『西部警察』の木暮警視(課長)にも伝染します。
本来、所轄課長は警部ですから・・・。


ところで、七曲署の刑事課長は誰だ?ということになりますが・・・。

初期は署長と共に何人か制服組がいましたが、その中に居るような・・・。
ただ、シリーズ通じて殆ど署長の下がすぐボスという感じなんですよね。
記者会見でもそのような感じですし・・・マカロニ編で「七曲署・部長」という人物が居ましたが。

ただ、1回だけ刑事課長の存在を匂わすシーンが。

#66「美しき白骨美人」にて
ゴリさんが記者たちに「詳しい報告は課長からあるから!」というセリフ。

確かこれだけだと思います。

幽霊課長・・・・
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