「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

太陽放送予定 2016.06.01号(遅配ご勘弁ください)

2017-06-02 12:15:28 | 放送予定
すっかりTVQ木曜太陽放送を見送ってしまいました。
申し訳ありません<(_ _)>

ということで、向こう一週間の太陽放送です。


【CS】

▼ファミリー劇場・マイコン登場編


6/2(金)
6:30~7:30
太陽にほえろ!HDリマスター版#637 模擬訓練
ファミリー劇場HD(CS)

6/2(金)
7:30~8:30
太陽にほえろ!HDリマスター版#638 危険なふたり
ファミリー劇場HD(CS)

6/2(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#639 春なのに……
ファミリー劇場HD(CS)

6/2(金)
21:00~22:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#640 妻への疑惑
ファミリー劇場HD(CS)



=初放送=

第639話 60.03.01 春なのに…… (マミー)兵藤まこ 斉藤崇 江幡高志☆ボス、ハワイ研修へ   

道端の消火栓に頭を強打して死んでいる美容師の杉田里美の死体が発見された。現場のタイヤ跡と目撃者の証言から、里美は走る車から逃げ出すようにし飛び降りて死んだらしい。直後に車から降りてすぐに立ち去った二人の男はヤクザのようだったという。
マミーは、里美がある高校の学生服のボタンを握っていたことから、とにかくボタンの持ち主を突き止めるため捜査を開始する。というのも、高校生ぐらいの男女が、好きな相手とボタン交換する習慣があったからだ。
間もなく由美の親友の証言で、ボタンの持ち主は由美とは別の高校のサッカー部のキャプテンだった高野浩二で、ボタンは5年前、ずっと片思いをしていた里美が卒業を前にして、やっと貰えたものだということだった。
早速、マミーは高野に会ったが、高野は由美の現在の写真を見ても本当に知らない様子、ボタンを見せられても、みんな同じボタンをしていたのだからと答えるばかり・・・。
一係では、高野が小さな旅行会社のサラリーマンなのに家賃20万円のマンションに住み、高級な衣服を着て暮らしていることに不審を抱き尾行を開始、やがて高野が高級コールガールクラブを組織している梶田組のスカウト係であることが判った。おそらく、由美も高野によって梶田組に引き渡されかかったのだ。
それにしても、高野の全く動揺せずしたを切る態度はどういうことなのか・・・。
マミーは由美が高野にごく最近接近していることから、ひょっとしたら高野は由美をボタン交換の相手と本当に気付いていなかったのではないかと思いだしたが・・・。

柏原芳恵氏のヒット曲「春なのに」をモチーフにした脚本ですが、劇中でも使用されます。特命課では結構あることですが、太陽では非常に稀なケースで、ここまで直接的な感じなのはこの作品が唯一だと思います。(「わかれ」や「ひとり立ち」、「都会の潮騒」は太陽生産物みたいなものなので除外ですね(^_^;))
卒業式でのボタン交換という甘酸っぱい想い出が悲劇をもたらしてしまったという、我々世代ぐらいまでは成程と思うかもしれませんが、最近の学生服はブレザーが多いので若い方はピンとこないかもしれません・・・(^_^;)

ゲストの兵頭氏は声優での活躍が主のようですが、この時期はアイドルから女優としてシフトしてしばらく経った時期、斉藤崇氏は最近活躍されている同姓同名の方とは無論別人です。

本作からボスは研修の為ハワイに赴きますが、1985年正月より恒例のハワイ休暇が西部署終了により長くなったための処置だったと思います。いまど忘れしてしまいましたが、たしかこの研修の名目が「世界係長会議」だったような・・・確かに当時でも突っ込みどころ満載でしたが、ボス=裕次郎さんだからOKでした(^_^;)


第640話 60.03.08 妻への疑惑 (トシさん家族)井上博一 真実一徳 栗田八郎    

トシさんが何者かに狙撃され、軽傷を負った。
かすり傷程度であったが、現職警官を襲った凶悪事件ということで、テレビや新聞でも報道され、広く知られることになる。一係ではトシさんに恨みを持つ者の犯行と見て捜査を開始、トシさんが以前逮捕して最近3カ月いないに出所した者の動向をまず調べ始めた。
そんな矢先に「犯人は桜ランドリーの並木」という女性の声のタレこみ電話が一係に入り、早速トシさんが調べたところ、並木は結婚詐欺の常習者だった。
ところが、並木を尾行していたところ、トシさんの別れた妻・圭子に接近していることがわかり、トシさんは驚く。本気で交際しているのであればトシさんが口出しできる事ではないが、並木が圭子を欺そうとしていると知って怒りに燃える。
間もなく並木は詐欺の証拠をつかまれ、トシさんらに逮捕されたが、狙撃事件とは無関係だとわかった。密告電話は、母のことを心配した娘・由利からのものとわかりトシさんはショックを受ける。
このことを契機に、由利は母の元を離れ、トシさんと一緒に暮らすことになった。圭子も父の生き様を知るのは良いことだと考えたのだ。
狙撃事件捜査は振出しに戻ったが、やがて一人の男が浮かぶ。
マイホームローンを苦にして強盗を起こし、家庭崩壊を招いてしまった、荒木という男だった・・・・。

金子裕氏の「井川家」シリーズです。
久々に登場した「井川家」の面々、ただし今回は浩史は欠場です。
しかしながら、別れたことにより逆に軟化し、夫のことを理解、さらに刑事の妻らしくなる圭子、別れた父母に挟まれて悩む由利など、いろいろと機微が描かれます。
トシさん的にはあまり変わりはないのですが(^_^;)
それでも、由利との同居開始でその生活にも若干変化が生じてきますが。


▼テレ玉・テキサス&ボン編

先日お知らせしましたが、お休みでした。


▼チバテレ・ボン&ロッキー編


6/2(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第286話 ミスプリント


第296話 53.03.31 ミスプリント (山さん)永井智雄 桜井克明 横森久

子供が誘拐され、一係の捜査が開始された。
そんな時、山さんは早瀬婦警から今回の事件に酷似した小説が「週刊ミステリー」という雑誌に掲載されており、読者に結末を推理させ次号に解決編が載ることになっていることを知らされる。その酷似ぶりに犯人は小説を真似して犯行を実行したとも考えられ、熱心な推理マニアや雑誌の読者が捜査対象に考えられた。
山さんは小説の作者である高森を訪ね、極秘捜査の為に解決編の掲載を延期するよう頼んだが、数日後には事件の全てを掲載した「週刊ミステリー」の広告が大々的に展開されてしまう。高森は山さんとの約束を破棄した・・・。
一方、誘拐された幼児は近くの託児所に預けられており、無事であることが判った。
そんなある日、山さんは「週刊ミステリー」の懸賞に応募してきた小説原稿の中に、誘拐犯人のものと思われる原稿を発見、そのなかに事件のカギを握るミスプリントを発見したが・・・。

ちょっと久々な山さんの推理ミステリー篇。
とは言いながらも、「殺し」のないもので、推理に傾倒した太陽ではちょっと毛色の変わった部類に入る作品かと思います。(現在では結構題材にされそうですが)
山さんホームズの今回のワトスンは令子という事になります。(とは言いながらも、ポイントだけですが(^_^;))
何となく、出版やマスコミへの皮肉的な面も感じながら、楽しめる作風になっているのと、意外と・・・山さんと令子のコンビも合っている感じで、個人的には定期的に観たくなる作品であります。

高森役には『事件記者』キャップの永井智雄氏。貫禄タップリに演じられます。

▼とちぎテレビ・スコッチ登場編

6/4(日)
12:00~12:55
太陽にほえろ! スコッチ刑事編 第226話 天国からの手紙
とちぎテレビ1(地上波)


第226話 51.11.12 天国からの手紙 (長さん)大出俊 田村寿子 武藤英司

ウイスキー盗難が相次ぎ、その鮮やかな手口に長さんは以前逮捕したある男を思い出す。
ただし、その男・松原はきっちり更生し、現在クラブのマネージメントを行っていた。
しかし、松原を捜査した結果は犯行当時のアリバイ無し、さらにクラブで提供しているウイスキーの仕入れ先が幽霊会社だったことから、一係では松原犯人説に傾く。
一人、長さんは松原の無実を信じて、最近姿を見せなくなったという松原の妻の行方を追ったが・・・・。

テキサス編から長さんの主演編には苦汁をなめるような作品が出てくるようになります。
これは他作品の「オヤジさん」ポジションのキャラクターには欠かせない要素となっていきますが、太陽ファンとしてはあまり長さんが辛い目に遭うのはあまりいい気持ではないものです。
ただ、そういう葛藤を起すというのもドラマでは重要な部分になっていきます。
しかし、その「オヤジさん」のセオリーも長さん=辰平さんにかかると少々毛色が違う感じがします。
というのも、他の「オヤジさん」はこういう事件に遭遇すると、刑事魂に火が付き事件に食らいつく気迫で迫る場合が多いですが、太陽の長さんの場合はちょっと違います。
こういう目に遭っても、長さんは冷静さを保とう、協調性を保とうと努力します。
その我慢が犯人を目の前にしたりして一気に爆発するのがクライマックスだったりします。
時には、我慢を貫き、ラストでその我慢が別なことで解消されたりします。
今回は後のパターンの方。

結局は、長さんの更生させた男が事件に利用されるわけですが、長さんが居たおかげで救われたとはいえ、その捜査はその男を傷付けてしまうことは確かです。
そこで、ラストの「天国からの手紙」です。

野崎太郎という人物の、犯罪者への姿勢も解る作品になっています。

▼TVQ・マカロニ登場編

6/1(木)
15:00~16:00
太陽にほえろ! マカロニ刑事編 #15 拳銃とトランペット
TVQ九州放送1(地上波)

6/2(金)
15:00~16:00
太陽にほえろ! マカロニ刑事編 #16 15年目の疑惑
TVQ九州放送1(地上波)


第15話 47.10.27 拳銃とトランペット (マカロニ・ボス)チコ・ローランド 多々良純 佐藤仁哉

横浜で殺人を犯した黒人が暴力団・梶田組が取引する筈だった大量の大麻を所持し管内に現れたという情報が舞い込み、山さんたちが現場に向かうと拳銃を発砲され逃げられてしまう。
そんなころ、中川という男からボスにタレコミ電話が入る。
ボスはマカロニを伴って飲み屋に入ると、ボスと顔なじみ初老の男が居た。それが中川で、彼によると例の黒人はビリヤード場に居るという。しかしその情報はガセだった。
中川は心寂しさがら一係にネタを提供するのだが、殆どがガセだった。
しかし、十に一つはホンネタがあることを、マカロニ以外皆承知しているため、ボス含めて中川に対しては寛大なのだ。
さて、そんな小休止みたいな出来事がありながらも、ボスは幾つかの「大麻の捌き先」を考えてそれらを頭に置いた捜査が始まった。
マカロニは黒人が出入りするジャズバーに目をつけ、潜り込んだ。
そこに集う若者から、通称・ギルというトランペッターの黒人がこの店に出入りしていることを聞き込む・・・・。


マカロニらしい話というか、ここで絡んでくるのが伝説のトランペッターとボスの古馴染みのタレコミ屋。
そういえば、スマートに音楽好きなのは太陽メンバーではマカロニとブルース、強いて挙げればボス・デンカとデュークぐらいでしょうか。
殆ど歌謡曲好きですからね。
ボギーは演歌、マミーは浪花節(^_^;)だし。
タレコミ屋はボスの古馴染みでボスの事「俊」と呼ぶし、いろいろと面白い作品です。

ハードかと思えば、星空なんか眺めちゃうし(^_^;)

ところで今回からオープニングがマイナーチェンジしますが、(宗吉が消え、ボス・シンコ・ゴリさん変更)
ボスのスーツは歴代オープニング中一番地味めかもしれませんね。


第16話 47.11.03 15年目の疑惑 (シンコ・マカロニ)本山可久子 武内亨 武藤章生

拳銃発砲事件が発生、一係ではまもなく犯人を逮捕した。
犯人の持っていた拳銃は「南部14年式拳銃」で、山さんが刑事になって初めて参加した15年前の殺しのヤマ「金貸し殺人強盗事件」に使用されたものと判明したが、犯人・高橋によると梶川組の地回りでイシケンと云われる男から預かった物だという。
15年前のヤマ容疑者が金貸し相手の100人以上に上り、さらに全員調べたものの証拠も動機も見つからないまま、あと2日で時効を迎えるというひっ迫したタイミングにあった。
ボスは凶器が見つかったことで、その線から事件は解れると考え、一係のメンバーに事件解決に向けて発破をかけた。
そんな一分一秒を争うような状況の一係とは別に、シンコは本職である少年係の仕事を遂行していた。
民間補導員である中川と街を巡回していたが、非行に走っていた高校生に対する中川の温情と思慮の深さに感銘を受けていた。
その夜、シンコは中沢の息子から学校の課題に使うために頼まれていた古雑誌を中川宅に持参する。
高橋の容疑が深まる中。マカロニとゴリさんはしらを切るイシケンと高橋を鉢合わせにして、やっとイシケンから拳銃の入手先を聞き出した。
5年前にコックの柴田から買ったのだという。
刻一刻と時効が迫る中、七曲署に「高橋は犯人ではない」という雑誌の切り抜き文字が貼られた投書が送られてきた。
一方で、中沢が七曲署を訪れ、シンコに時効寸前事件の捜査状況を何気なく尋ねてきた・・・・。

刑事としてのシンコと一個人としての普通のおねえちゃんとしてのシンコとのせめぎ合いでしょうね。
まだ少年係所属なので、それほどボスらにその心のグラつきを注意されないですが。
いまや死語になってしまった「時効」
この作品は山さんが初めて刑事になって参加した事件であり、時効が迫っていたわけで・・・。
演者的には慣れてきた感じはします。
マカロニは別格ですけど(^_^;)、各人が各々の仕事をこなしている感じが良いですね。

2003年に発売されたリミックス盤のジャケットはこの作品のキャプチャが使用されています・・・ってあのリミックスももう発売から15年近くになるんですね・・・早い。。。
個人的な想い出を一つ。

1987年のマカロニ編再放送時に、この作品が放送される日に自宅で観る機会に恵まれたので、当時ビデオなんてまだ持ってませんでしたから、カセットに録音。
実は他の作品もタイマー録音していたのですが、それが物凄く古典的なやり方で(^_^;)
テレビにタイマーを仕掛けることをせず(^_^;)、FMラジオから録音する手法をとりました。
単純にラジカセにタイマー時計を介したものです。
そのタイマー時計も60年代の炊飯器用の時計タイマー・・・結構立派な時計でした。
それに、2本の60分録音のカセットテープをばらし、繋げて(^_^;)、録音してました。。。。
でも今作は直にテレビから音源が撮れるのでちょっと興奮しながら見てましたが・・・。
画像は再放送なりの赤茶けたものでしたが、音はビックリするほど良い。
それこそ、近年放送されていたリアルタイムの太陽より良い、更にレコードより良い。
何なんだこれは!と驚いたものです。
私が音質に煩いのは実はこの体験が基になっているもので(^_^;)
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