「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送8/16=マカロニが偶然出会ったグーなひとの危機!

2020-08-15 19:37:59 | 放送予定
さて、あすの太陽放送です。

【地上波】
サンテレビ・マカロニ編


8/16(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第20話)
サンテレビ1(地上波)

第21話 47.12.08 バスに乗ってたグーな人 (マカロニ)

レギュラー:石原裕次郎

      萩原健一
      関根恵子

      露口茂
      竜雷太
      小野寺昭
      下川辰平


SPゲスト(特別出演):星由里子

ゲスト:勝部演之 江見俊太郎
石山雄大 露原千草
神弘予 遠藤義徳 池田勝美 高橋義治 大宮幸悦 柿木恵至 野本博 芦田昌子

脚本:鴨井達比古 小川英

監督:山本迪夫


シンコにデートの約束を仕事の為キャンセルされたマカロニは、むしゃくしゃしながらなんとなくバスに乗り込もうとすると、今度はバス料金の小銭が見当たらない。そんな時、不意に傍にいた美女から拝借することができた。
マカロニはその美女が気になって仕方なくなり後をつけてしまうがまかれてしまう。
しかし、あるデパートでおもちゃ売り場で買い物をしている彼女を見つけたが、マカロニのほかに彼女を尾行している男に気付く。
その場でやっと彼女に話しかけることに成功し、彼女の買い物の御伴を申し付かったマカロニは、彼女・寺沢彩子がカメラマンだということを知る。
しかし、彩子を尾行していた男には逃げられてしまう。
彩子の自宅まで付き合ったマカロニだったが、次のデートに誘う際に、自分が刑事だと告げると悪い冗談と解釈した彩子を怒らせてしまう。
彩子がファッション誌の撮影を終えた後、マカロニがパトカーで乗り付けてきた。
目を丸くする彩子だったが、やっと刑事であることを信用したが、実はマカロニを痴漢だと思い昨日撮影したマカロニの写真を警察に届けようと思っていたということだった。そんなやり取りをしている最中、マカロニが急襲され、例の写真と財布を盗られてしまう。
更に翌日にはパトカーの私用について、ボスからこってり脂を絞られてしまう。
そんな中、マカロニを襲った男が乗り去った車が神谷商事という不動産屋の所有であることがわかったが、神谷は盗まれたのだという。
ただ、マカロニは自分が襲われたのではなく、出会った日から男の監視の目があった彩子の方が実はターゲットではないかと考えたが、確証が無い為ボスに捜査を却下された。しかし自分が襲われた事件の被害届を出して自分で捜査することとした。
そんな騒動を傍で聴いていた山さんは、神谷のことが気になった。
そして、半年前の終戦記念日に発生した大川という不動産屋殺しを突き止める。
その時神谷は重要参考人だったが、当日は九州に居たというアリバイを崩すことが出来なかったのだという事だった。
何故、彩子は神谷に付け狙われるのか?
彩子をガードするマカロニだったが・・・・・・


改めて考えると、マカロニのロマンスでまともな話というのは初めてなんですよね。
11話は山さんの奥さんとデートを妄想するだけだし(^_^;)
シンコが居るので、その辺りは積極的に描かなかった感じですが、今回は職権を濫用してまでも色々と行動するマカロニ(^_^;)
星由里子さんが特別出演、マカロニのターゲットになってしまうわけですが、マカロニは手中で転がされている感じ。

個人的には好きな部類に入る作品です。
ロマンスあり、サスペンスあり、爆破(あのショボさがいい・・・)あり。
というよりも、マカロニの魅力が意外に発揮されている一編といった方が良いかもしれません。
多分、前回の裏返し的にこの話を持って来たんでしょうね・・・前回はちょっと救いようがない話だったので。

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強烈な「時代」が終わったんだなぁ・・・

2020-08-15 19:06:51 | 当直室日記
一夜明けて、コンビニに買い物に行って、あぁ・・・やっぱり現実だったんだなぁ・・・と。



渡さんは大スターであるのと同時にリーダーでもあって、それが、唯一無二の存在感を醸し出しており、小職は無条件で魅了されたものです。
それにそれこそ「無頼」的な雰囲気も醸し出しており、一方で粋な部分を持っている、かつ、ナンバー1も出来るし、ナンバー2も出来る(簡単にいうと、戦隊シリーズの赤も出来るし青もできる)。そういう希有な方だったと思います。これは渡瀬恒彦さんにも言えたことですが。

石原プロの企画にも、テレや葛藤はあるものの、挑むとなれば正面から取り組む姿勢は尊敬すべきところですし、それも最近の日本人の心意気という部分では少なくなってきた人物像かとも思います。

そういった面で、なんというか・・・支えが無くなってしまったという感覚があります。

渡さんの広い交際の賜物か、様々な方面から今回の訃報に接したコメントが寄せられています。日産自動車からも。
ただし、もっと親密だったとか、渡さんに対し思い入れがある方のコメントはあまりない状態ですね。
高橋英樹さん・吉永小百合さんは日活OBの代表といった位置からだと思います。
今朝の良純さんは辛かったでしょうね・・・「身内」としては、あまり語りたくないけれども、仕事としては、「身内」が語らない代わりを勤めなきゃならないところはあるでしょうし。

しかし、舘さんが気がかりですね・・・・

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渡哲也さんが紡いだ、ボスイズムを継承した橘警部像

2020-08-15 00:00:08 | 追悼
☆橘 兵庫 警部 渡 哲也
(706話~最終回)
 ボスと鮫やんの城北署時代の後輩で、ボス不在の一係の助っ人係長として自ら上層部に申し出て着任。
丸暴出身のかなりの敏腕警部。輝かしい実績を挙げている。無口だが、部下を見る目は温かい。藤堂が復帰したことにより、本庁へ戻る。

うちのキャラクターリストに掲載している渡さんの橘警部紹介です。
橘警部登場から34年後の夏に渡さんが鬼籍に入られてしまった・・・・。

報道ステーションの一般の方へのインタビューにて、渡さんが太陽に出演していたというニュアンスの回答をしていた為、渡さんは太陽には出演していないと断言する人が出てきて、夫婦喧嘩も起きているとか・・・

確かに、出演自体がイレギュラーな緊急レギュラー登板で、裕次郎さんの体調と渡さんのCM出演等の問題のワンクールと終わってしまったため、結局は太陽終了を結果的に決定する一つの切っ掛けともなっています。

ただ、あの時期・・・・裕次郎さんが「太陽降板」の意思をしっかりと表明してしまったところで、番組の核が不在になったことは観ている方も非常に不安になったものです。小職としては、渡さんの登板は実は一番理想的な形ではあったのですが。

そして、渡さんが太陽で体現した橘警部は、これもまた理想的なボス代理でした。
おそらく、ボスが半年程度であれど濃密な時間を過ごしたであろう城北署時代の後輩で、本庁の警部まで出世したのにもかかわらず、七曲署の藤堂体制を崩したくないというか、ボスの城を守りたいという一心で出世コースを棒に振りかねない、ボスの代行として七曲署に赴任。
渡さんの石原プロ入社時に重なるような人物像、そして全てを語らない橘警部に、礼を言うトシさん。
物語でいちいち説明しなくとも、報道等の裕次郎さんと渡さんの動向を重ねながら当時の視聴者は恐らく察したであろうと思います。
かといって、渡さんはちゃんと橘警部を演じていて、これは裕次郎さんも同じなのですが、そこになかなか他の人では表現できない微妙な部分があって、現実的な演者の動向と重なって、リアルに感じたものです。
それに、まだまだ「黒岩+大門」のイメージが強烈に付いていた渡さんとしては、そういう意味、渡さんも視聴者も不安だったところはあったと思います。それを見事に「団長」とは違う、敏腕刑事・橘兵庫を演じられていたと思います。
恐らくこれは、『大都会 闘いの日々』の黒岩のその後という考え方もあったかもしれない。橘警部も丸暴出身ですからね。

渡さんにしてみれば、やりにくかったと思いますし、あの「イス」はボス=裕次郎さんのものだったから、それに敢て短い間でもしっかり座っていただけたということは、太陽中毒としては非常に有りがたいことでした。
これは、奈良岡朋子さんにも言えることです。

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