「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

太陽放送予定 2017.11.3 ファミ劇(無料放送)=山さん、他署の不正を暴く2時間枠スペシャル!

2017-11-01 22:20:47 | 放送予定
何せ無料放送なので、前もってUPします。
テレ玉やチバテレ太陽放送休止で太陽視聴禁断症状に陥っている方で、視聴可能な方はぜひ!

【C S】


▼ファミリー劇場 デューク登場編=初放送=


第678話 61.01.03 太陽にほえろ!スペシャル 山村刑事の報酬なき戦い(山さん)かとうかずこ 山本耕一 辻萬長 四禮正明 川辺久造 三角八朗 立川光貴 加藤和夫 紀ノ川瞳 松本朝夫 丸岡奨嗣 藤田宗久 武岡淳一


八崎署の若手刑事・門馬は、上司の命令で殺人を犯す恐れのある大石というルポライターを追跡、しかし大石は逃げ出し河原の小屋に逃げ込み、所持していた散弾銃を門馬に向けて発砲しようとした為、門馬は威嚇の為小屋の大石が居ない方向に射撃したが、小屋に充満していたプロパンガスに引火、小屋もろとも大石は大爆発の中焼死した・・・・。
この事件はやむおえない事故として処理されたが、警察庁は大石が八崎署の不正を暴こうとしていた事実を掴んだ。

そんなある日、ボスと山さんは警察庁に呼ばれ、七曲署管内で大石は起こした追突事故を口実に、山さんに八崎署の不正の内定を指示、隠密極秘捜査の命令を受けた。

八崎署に乗り込んだ山さんは、訝る楠署長をよそに、友成捜査一課長のとりなしで、当事者である門馬を山村の助手として協力させることとした。

門馬も当初から山さんを訝り、さらに山さんの捜査方法を怪訝そうに観ていた。しかし山さんは門馬達の調べた大石が残したメモから八崎市に貢献し、勢力を持っている阿久津興産社長・阿久津修造の存在をわりだした。
どうやら阿久津は市から安く払い下げられた土地を高く転売し大儲けを画策していた形跡があり、それを大石が調べていたらしい。

山さんの推理を信じられず、舌を巻いてしまった門馬をよそに、山さんは僅かな手掛かりから、大石の恋人が「調査対象」である阿久津の娘・涼子であることも突き止めた。
涼子と面会した山さんたちは、涼子本人も実の父が大石殺しの首謀者だと観て、独自の調査を行っていた。
しかし、大石の残した「証拠写真」を持って涼子が頼った知り合いの田所検事は阿久津と繋がっており、阿久津に涼子が大石の恋人であることがバレてしまう。
さらに、事態を終息させようとした阿久津は手中にある楠署長を手下にビルから突き落し殺害させ、こともあろうに山さんにその罪をきせた。

八崎署に逮捕された山さんは、楠以外にも八崎署内に阿久津の仲間が居ることを察知、完全黙秘を貫き、署からの脱出の機会をうかがた。

一方、涼子の身にも実の父からの「魔手」が迫っていた・・・・。


1986年正月に放送されたスペシャル版。
静岡県浜松市、浜名湖周辺でロケを敢行しています。
太陽としては、最初で最後のスぺシャル正月放送となりました。
と、簡単にいうのは容易いのですが、本放送当時は度肝クラスの驚きでした(^_^;)
確かにレギュラードラマのスぺシャル版は最早頻繁に放送されていた時期でしたが、正月に放送されるのはまだ珍しかった時期です。
その主役が山さんだということで小躍りしてしまいました(^_^;)
ゲストも豪華で、メインを張れる人ばかり登場、さらに題材は隠密捜査、アゲインストなホールで(^_^;)飄々とプレーする山さんの周りには、様々な正義と悪が乱高下します。特に今回出色なのは門馬刑事の若手刑事らしさ。久々にストレートな若手像を魅せられて目が覚めました。
こんな感じなので、この作品の初見時は「1986年の太陽も安泰だなぁ・・・」と思っていましたが・・・。

今にして思うと、山さん送別の一貫であったと言えるかもしれませんが、後の山さんの殉職編が「シャットダウン」的な終わり方で、どうも当初は「栄転」で想定したのではないかという小生の妄想を合わせると、この作品は太陽卒業後の山さん=露口さんの在り方を提案したプロットだったという考え方は、妄想が過ぎるでしょうか。

当時であれば、「山村刑事」と看板が付けば大抵は山さんだと連想できるような向きはあったと思うので、サスペンス枠とか金曜ロードショー枠で太陽から「独立」した山さんの活躍をひょっとしたら構想していたのではないかと思うほど、山さんの活躍が際立った作品でした。

自動車事業部諸兄には、5ドアLBの七曲署覆面車ビスタが八崎署でも活躍するところが見どころかも(^_^;)
多分、荷物の移動に恰好だったので、かりだされたんだろうと思います。

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