「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

リスの本能、刑事の本能。

2014-11-06 23:21:48 | ビバ!チバテレビ
明日のチバテレ・テキサス&ボン編は、

第178話 50.12.12 リスと刑事 (殿下)

ゲスト:納谷悟朗
 原ひさ子
 クラウディ・ゲーブル 長浜藤夫
 おざわなおへい 相原巨典 小田まり
 星野亘 岸野一彦 竹内靖 宇乃壬府
 渚健二

脚本:小川英 四十物光男 田波靖男
監督:竹林進

殿下とテキサスは麻薬密売容疑の望月をマークしていた。
そしてとうとう麻薬取引現場を押さえるチャンスが到来したが、車で逃走する望月は事故に見せかけて、麻薬を取引の事実を知る愛人もろとも車を燃やしてしまい証拠隠滅をはかった。
証拠隠滅も卑劣だが、なにより失火前は愛人を生きていたことを確認していた殿下はテキサスが驚くほど望月に対し憎悪を隠しきれない様子だった。
なおも望月のマークを執念を持って続ける殿下だったが、ある日酷い眠気に襲われ、覆面車の中で気を失ったように眠った。その翌朝、望月が射殺死体で発見される。
目撃者の証言では、犯人の服装が殿下のものによく似ていて、現場に残された車のタイヤ痕は殿下が乗っていた覆面車と同じものだったが、決め手となる弾丸が見つからない。
殿下は自分の望月に対する憎悪と、あの日見た望月を撃つ夢、そして目撃者の証言によって、何か胸騒ぎを感じ、銃弾を捜すため現場に赴いたが、そこでリスが走るのを見て追いかけた。
そのリスは人に飼われており、宅内にあったリスの巣の中から銃弾が発見された。
そしてその銃弾は殿下の拳銃から発射されたものと断定された。
全ての証拠から判断して、犯人は殿下であることになる。
それらを聴いたゴリさんはどこかで睡眠薬を犯人に飲まされたのではないかと殿下に話す。
いつ逮捕されてもおかしくない状況で、殿下は当日の自分の行動を追ったが、張り込み中に食べたラーメン屋の親父から、殿下の後に若い男がやってきて、そのあとにコショウのビンが紛失していたことを聞き込んだ・・・。

ボン登場後の殿下主演編は、受難編でも自力で受難を乗り切る力を見せつける作品が並びます。これは殿下自体の立ち位置が「先輩刑事」から「ベテラン刑事」にシフトさせたという意図的部分があったと感じますが、今回の殿下も最悪な憤りと最悪な状態を奮起して乗り切ります。それもかなりの信念をもって。
なので今回は、どちらかというとハードボイルドな殿下が拝めるという事になると思います。

というよりも、なによりも、個人的には殿下が夢=幻想の中で顔だけの望月を撃つシーンがトラウマのように焼き付いているので・・・。

ということで、銭形のとっつあんの声の納谷悟朗さんが望月役を憎憎しく演じます。

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ダブル迷宮に挑む山さん

2014-11-06 05:48:01 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・デューク登場編は、

第676話 60.12.20 地図にない道 (山さん)

ゲスト:伊佐山ひろ子
 安原義人
 坂本麻理砂 披岸喜美子 田畑ゆり 高山秀雄 水森コウ太 木田三千雄 山崎猛 久保晶 相原巨典 大島あみ 高橋美佳 鈴木実
 (カースタント)竹内雅敏 海藤幸広

脚本:尾西兼一 小川英
監督:高瀬昌弘

酔って暴れた男・石川が現行犯逮捕され、すっかり酔いがさめて山さんの取り調べに素直に応じたが、自分の罪を軽減してもらおうと、5年前に発生した殺人事件の凶器を拾って隠し持っていることを自供した。
迷宮入りとなりかけていた事件の再捜査が始まった。
調べの結果、凶器の登山ナイフの持ち主と見られる男・岩田が浮かんでくる。
宮田は登山マニアだったが、事件後プッツリ登山を辞めて用具を処分していた。また、宮田は事件の前後に有給休暇をとっていたが、その間のアリバイは不明のまま、山さんの事情聴取に怯えたように視線をそらす。
宮田の言動は要領を得ず、何かを隠している様子で、実は彼は何らかのショックがもとで事件前後の記憶を失っており、自分が殺人を犯したのではないかと怯えていた。
山さんは宮田をマークし始めたが、宮田の妻・恵理子は弁護士を通じ、捜査を止めるよう求めてきた。
確証が得られず、難航する局面を打開しようと、山さんは宮田を説得し、空白の時間を取り戻すために、事件当時の宮田の行動を二人で辿ってみることにした。
次々とその当時の宮田の異常な行動が明らかになり、彼にとって不利な方向に傾きつつあったが、そんな中、宮田が突然激しい頭痛に襲われ、病院へ担ぎ込まれた。
それから間もなくして、退院した宮田は捜査協力を拒絶、恵理子と共に彼女が運転する車で旅行に出かけることになった。
山さんは宮田の「変化」に気付き、彼は記憶を取り戻したものと確信し、尾行を開始したが・・・。


5年前の迷宮入り事件の捜査再開ですが、当時は全くと言っていいほど捜査で何も出なかった為、今回がまともな捜査ができるという事ではありますが、そんな原因がある男の警察への八つ当たりで凶器隠匿(^_^;)
そんな中で今度は容疑者が当時の記憶を失っているとか、妻が弁護士を早々に立ててくるとか、いつもとは違った展開が結構目新しい部分があり、犯人かも知れない平凡なサラリーマン・宮田の苦悩が際立って、山さんがそれをフォローするような感じになっています。
それでも、後期は定番になった山さんの丹念な捜査は繰り広げられます。

5年前というと、ドックが登場した1980年。
回想シーンでは山さんとドックが登場しますが、当時のメンバーはこの2人とボスだけ残っているという3/8状態に、何とも感慨にふけったものです・・・。


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