「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

懐かしきギラギラした前田吟さんの脱獄犯と殿下の攻防戦

2014-05-16 07:03:10 | ビバ!チバテレビ
本日のチバテレ・テキサス編は、

第154話 50.06.27 自首 (殿下)

ゲスト:前田吟
 真山知子 木田三千雄
 亀井三郎 朝野和信 和久井節緒 大宮幸悦 塚田末人 桜井奈美 長藤尚子

脚本:小川英 大山のぶ代

監督:児玉進

殿下が偶然その男・田川の姿を見たのは、ある交差点だった。
横断歩道をわたっているときに小学生の女の子と体が触れて女の子が倒れたのを抱きかかえて泥をはたいてやっている男の顔が、無性に優しかったのが印象に残ったからである。
一方、七曲署には甲府刑務所を昨夜脱走した殺人犯の手配依頼が来ていて、どうもその男は通行人を装って返送用の服を奪っているらしい。
脱獄囚の写真を見た殿下は、偶然見た男だったことに愕然とした。
田川は6年の刑期であと10ヶ月で出られるところだったのに無理に脱獄したのは、なにか特別の理由があったとしか考えられない。家族は母親と妻、それに小さな女の子が七曲署管内に住んでいるが、妻の明子は田川の兄貴分・大沢と一緒に暮らしているという。
やはり、大沢と妻への復讐から脱獄したのだろうかと考えられた。
殿下は明子を尾行して、ついにスーパーマーケットで彼女を待ち受ける田川を発見するが、一瞬の差で明子の妨害で取り逃がしてしまう。
殿下に追われた田川はビルの地下にあるボイラー室に逃げ込み、ナイフを振りかざして反撃してきた。殿下は右腕を刺されて窮地に立つが、その時たまたまビルが火事になり、防火シャッターが次々に降りて二人は閉じ込められてしまう。逃げ場のない密室の中で脱獄犯と刑事、命がけの対決は一時休止となり、二人に対話が生まれる。
殿下には先に見た交差点での田川のやさしい振る舞いから、どうしても彼の脱獄の動機がわからず問い詰めようとするが、その瞬間換気孔から白い煙が猛然と噴き出してきた・・・。

殿下のやさしさが、粗暴に見えた脱獄犯の真心を開放していくという、大山のぶ代さんらしい脚本ですが、それまでの過程が殿下らしく散々な目に遭ってしまうという、このころの「殿下らしい主演作」であります。
当時は悪役もこなしていた前田吟さんのギラギラした熱演も見どころながら、ビルの一室に閉じ込められた刑事と脱獄犯の関係性の変化というところも見ごたえがある傑作です。

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頑固もの同士の意地?

2014-05-16 07:01:28 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は・・・

すみません、昨日の#630については・・・まだ2話連続癖が直っていなくて、本日放送と錯覚していましたので、飛ばしてしまいました・・・(^_^;)

第631話 60.01.04 ロックとブルース (ブルース)

セミレギュラー:渡瀬ゆき

ゲスト:井上昭文
 中田博久 杜澤泰文
 有川雄司 一ノ瀬浩道 たうみあきこ 関口久美子 橋本晶子 山崎之也 高杉哲平 暮林修 篠田薫 ゲルモ・V・ヨシタマガワ号

脚本:小川英 尾西兼一
監督:山本迪夫

ブルースは警察学校時代の恩師・長田と再会、長田は今では退官しロックというシェパードを警察犬に仕立てるために毎日訓練していたが、一点、敵に襲えと命じた場合、普通は腕を噛むのだが、ロックは喉に必ず噛みつく為、長田はそれを強制するのに躍起だった。
ところが次の朝、その長田が車にはねられてしまった。長田は慌てて車から降りてきた男の手袋を握ったが、男はそのまま逃走して、長田はロックに匂いを嗅がせて最期の力を振り絞り「腕を襲え」と命令、ロックは匂いを追って走り出した。
やがて一係が現場に駆け付けたが、目撃者からロックが犯人を追いかけたことを知ってブルースは青ざめた。ロックは間違いなく犯人の喉を狙うだろう・・・。
残された車から逃走したのは医科大の教務主任・笹森と判明、彼はこの2ヶ月間に5千万の金を百万単位で右から左へと動かしていた。おそらく裏口入学の片棒を担がされていたと考えられた。さらに運転していたのは笹森ではなくヤクザ風の男と判明、ロックは「間違った犯人」を追っていることになる。ブルースは笹森の安全をはかるため懸命にロックを捜索した。
そんな矢先、笹森は愛人のマン、ションでシェパードに追われているという情報が入り。麻酔銃を持って駆け付けたブルースの前をロックが笹森を追って走って行った。笹森はバスに乗って逃亡、一方車を運転していたのは響組の友安と判明、彼が裏口入学の主犯であり、長田をひき殺した当人である事がわかるが、友安も姿を消していた。
友安と笹森を見つけ出すためにどうしてもロックの働きが必要と判断したブルースは、やっと保護したロックを自ら引き取り、喉を狙わないよう再調教をしようとしたが、ロックは一向に変わろうとしない・・・。

1985年の幕開けは久々の「犬編」であり、その警察犬候補「生」が、今回絡むブルースと性格が似ているというところも見どころです(^_^;)
犬編の中では冒頭からハードな展開になりますが、ブルースはブルースなりに野性味溢れるロックとの絡みを展開させます。

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