隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

上海城市新聞Vol.22 『天の果て、海の果て』 (その17:最終回)

2013年06月15日 | 上海城市新聞

上海城市新聞Vol.22『天の果て、海の果て』(その16)はこちらです⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2bf49b014cf4cafed12acb5fd34dea71

 

        写真をクリック・タップすると拡大画像が表示されます。


【6日目:4月26日(金) 最終日】
スコール。 三亜空港より香港経由で帰国。

 

いよいよ、海南島を離れる朝になってしまいました。この日の三亜は朝から小雨が降っています。

 

飛行機の出発時間は11:25なのですが、早めに空港に行き朝食を食べて、ゆっくりと過ごそうと思い、7:50にはホテル をチェックアウトしてタクシー に乗り込みました。

 

ホテルから空港までの距離は12.1km、8:10には『三亜鳳凰(Feng Huang)国際空港』の国際ターミナルに到着しました。タクシー料金は、31.50元(約530円)。

 

Dsc_0418

  

さすがに出発時刻より3時間も前なので、ターミナルには乗客はもちろんのこと、職員の姿もほとんど見かけません。

 

案内板を見ると、この日の国際線発着はそれぞれ3便のみ。それも、全て香港⇔三亜の往復便です。 

 

到着した日に国際線ターミナルにKFCがあるのを見付けていたので、行ってみたところまだ開店していません。 

 

時間がたっぷりあるので、キャリーバッグをガラガラと引っ張って、歩いて2~3分の国内線ターミナルに向かいました。 

 

国内線ターミナルは、国際線と異なり、乗客で溢れています。レストラン、土産物店も豊富です。 

 

けれども、KFCもマック もなかったので、しばらく散策した後に、国際線ターミナルに戻りました。

 

9:20になって、やっとKFCがオープンしました。他のお客は数人だけです。

 

Dsc_0427

 

注文したのは、“川香双層鶏腿堡(四川風味ダブルチキンハンバーガー)”17元(約285円) と、“経典研磨珈琲”10元(約167円)。

 

Dsc_0420

 

店内で食事をしていると、雨が大粒になり、雷も鳴り出しました。突然のスコールです。

 

午前10時には、チェックインの場所に向かいました。国際線ターミナルは平屋建てで、出発ロビーも到着ロビーも同じ1Fです。

 

便名は、11:25三亜発 香港着12:55(飛行時間1時間30分)のKA(香港ドラゴン航空)651便です。

 

チェックイン時にキャリーバッグを預けましたが、香港からの乗継便の搭乗券を発券してくれません。

 

理由を聞くと、コンピューターに登録されている乗客情報が違っているとのこと。但し、バゲージ・クレーム・タグは羽田まで発行してくれました。

 

いやな予感がしたのですが、乗継便の香港発が16:15なので、乗り継ぎ時間が3時間20分も有って余裕なので、これ以上、係員に強く搭乗券の発券を要求しないことにしました。

 

待合室で搭乗を待っていると、いやな予感が的中してしまいました。雨足 がさらに強くなり、空が真っ暗になってしまいました。

 

その様子のビデオはこちらです⇒ http://youtu.be/wCqGa2Z59sI

 

係員の説明では、香港からの到着便 がスコールの為に遅れていて、折り返し便の出発がいつになるのかわからないとのこと。

 

滑走路は国内線を含め完全閉鎖です。ただ、外の様子を伺っているしかありません。

 

すると、次第に雨足が衰えて、11:20には折り返し便が到着しました。11:40には雨も完全に上がりました。

 

やっと、12:00には機内に乗り込むことが出来ました。機材は、エアバスA320-200、搭乗率は、約8割です。

 

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【足元にはまだ水溜りが残っています】

 

これで、出発予定時刻から1時間遅れで出発出来ると思っていたら、いつまでたっても、駐機場から動きません。

 

機長からのアナウンスでは、上空の天気が不安定で、管制塔から離陸の指示が出ないとのこと。

 

時間はどんどんと過ぎてしまい、13時を過ぎました。飛行時間が1時間半で、香港で搭乗券の発券もあるので、16:15の乗継便に間に合わないかも知れません。

 

お腹も空いてきましたが、機内ではクッキーとミネラルウォーターが配られただけです。

 

我慢も限界に近づいたころに、離陸許可が出たとのアナウンスがあり、定刻から2時間15分遅れの13:40にやっと離陸しました。

 

離陸してすぐに上空で旋回すると、真下に青い三亜湾と滑走路が見えました。

 

Dsc_0440

 

分厚い雲 を抜けると、青空です。悪天候の気流の影響で、さぞかし揺れるかと思ったら、全く揺れません。

 

「香港チェクラップコク国際空港」に到着したのは、定刻から約2時間遅れの14:50。

 

ボーディングゲートに着くやいなや、ダッシュで、発券カウンターに向かいましたが、係員が端末を見ながら、直ぐには発券出来ないと言い出します。

 

最後には、お金を払うから何とかしてくれとも頼みました。発券が終わったのは、15:30。乗継便のCX(キャセイパシフィック)542便の出発まで45分。

 

大急ぎで、自動運転の空港内列車に乗り込み、搭乗口まで急ぎます。「香港国際空港」は広い!

 

CX542便の42番搭乗口にたどり着いたのが、15:50。既に、搭乗が始まっていました。間に合った!

 

機材は、行きと同じくボーイング747-400(通称:ハイテクジャンボ機)。機内は、ほぼ満席です。

 

着席するやいなや、あちらこちらから日本語が聞こえて来ます。

 

海南島では、日本人に一人も合いませんでした。ホテルのTVは、日本の衛星放送を受信していません。

 

4月21日に香港を発って海南島に向かってから、5日目に聞く日本語です。

 

CX542便は、定刻から25分遅れの16:40に離陸しました。

 

帰りの機内で見た映画は、「007 スカイフォール」です。

 

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【CX542便の機内食】

 

羽田空港に着陸したのは、定刻の21:35より40分も早い20:55でした。

 

こうして、海南島への5泊6日の旅は終わりました。

 

今回は、三亜が中心で、海口には日帰り旅行でしたし、山岳地帯にも行っていません。

 

海南島の魅力を全て味わった訳ではありません。

 

海南島と雷州半島(広東省南西部)を結ぶ瓊州海峡大橋の着工に向けた準備が始まっているそうです。

 

近い将来に、中国本土から列車に乗ったままで、海南島に行くことが出来るようになります。

 

次回は、列車に乗って、海南島に行きたいな。 

 

*料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒16.7円)は2013年4月現在のものです。

 

 

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上海城市新聞 =発行人 隊長=


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