「広島ー長崎リレーマラソン」1日目

第1日目は朝から雨でしたが、そんなに強い振りではなくて雨に濡れても走っていれば暑いくらいでした。
今回は自分の余裕がなかったのか、今までも何回か走っているコースだったのか、写真はほとんど撮れずでした。
あとで考えたらもっと写真を写しておけばよかったなあって思います。

まずは全員で走る広島原爆ドーム前から西広島までの3Kmです。
この区間は信号も多くて、走っては止まり、走っては止まれの繰り返しでした。
自分は西広島駅から電車の乗り宮内串戸駅に向かいます。

今回の最初の単独走の担当区間である宮内串戸駅前で待っていると、駅の横にあるトイレから非常ベルが鳴っているのが聞こえました。
女性の人が「身障者用トイレ」の非常ベルが鳴っていると大声で人を呼んでいました。
私も何人かと一緒にトイレ前に行き、扉を叩いて大きな声をかけましたが、中からの返事はありませんでした。
しかし中に人がいるような気配だけは感じました。
若い駅員も走ってきたので「合鍵はどこにある？」と聞くと、わからないとの返事が。
駅員はすぐに携帯電話で「119」に助けを求めてました。
このままでは消防隊員が来るまでに何とか中の状況を確かめなければと思いました。
身障者トイレの上部は解放されていたので、男子トイレの小便器の上部に上がり身障者トイレの中の様子が何とかわかりました。
上から見ると男性が洋式トイレに座ったまま頭を下に向けてがっくりしていました。
上から大きな声をかけてみましたが返事も反応もありません。
そこでどうしたらいいかなと考えましたが、まずはその人の近づくことを考えて壁の上に上がりました。
若い時なら腕力だけで軽く上がれる高さですが、今回は精一杯の力でやっと壁を乗り越えることができました。
そして身障者トイレ内に下りて、掛っていた扉の鍵を外して外にいた人の協力を得てその人を外に出しました。
それからトイレの外の平地に寝かせて、呼びかけや呼吸、脈の反応を見ましたが、何れも反応がなく心肺停止の状態です。
駅員にAEDを持ってくるように要請して、その場で気道確保してから心臓マッサージを始めました。
年齢は30才前後の男性で外国人だと思いました。
心臓マッサージを5分くらい続けていると通報で到着した救急隊員に到着しました。
AEDが届く前に救急隊に処置を引き継ぎました。
人工呼吸もしなければいけなかったのでしょうが、これをできなかったのが反省です。
人工呼吸を実施できなかった理由は・・・。
その男性は結果はどうなったのでしょうね。

それから「折鶴」を受け継ぎ、次のリレー場所である「大野浦駅」に向かいます。
この区間は約10.5Kmです。
前半の上りは歩きましたが、下りと下ってからは頑張って走りました。
10.5Kmを60分くらいで次に引き渡したと思います。
大野浦駅から電車で岩国駅へ行き、バスで錦帯橋へ荷物を届けました。
その後、岩徳線の川西駅から周防高森駅に行き、自分の担当区間である高水駅まで予定です。
ところが高水駅の引継ぎが悪くて、次の勝間駅まで走りました。
この区間は約9Kmです。
小雨だったり曇りだったりでしたが、湿度が高くて蒸し暑かったです。

次の担当区間は、防府駅から新山口駅までです。
「折鶴」を受け取ったのは23時54分で日が替わる直前でした。
それから約19Km先の新山口駅をめざしますが、真っ暗な中の途中で自分のいる位置が地図上でわからなくなって少し迷いました。
ちょうど他のチームのサポートカーが通りかかったので確認すると、コースを間違っていませんでした。
大きなロスもなくコースに復帰し、翌日の02時02分に新山口駅に到着して「折鶴」を次のランナーに引き継ぐことができました。
この区間、夜中といえども走っていると暑くて汗びっしょりになりました。
この区間の距離は18.5Kmです。

今日11日は朝ランができましたが、ゆっくり走りで距離は10Kmでした。

朝とはいえ、暑かったです。

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