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みちのく囲碁日記(時々絵手紙)

在住している地方の囲碁に関する出来事や、気になっている点などを気ままにつづっていきます。(絵手紙は全てY子さんの作品)

初級の死活を誤る

2019-04-14 09:47:08 | 囲碁統計
 昨日(4/13)は魁新報社主催の『しろうと本因坊戦』が開催されました。県内地区予選を勝ち抜いた61人と昨年の成績上位3人を合わせて64人で争われる大会で小生も横手地区代表の一人として出場しました。しかし、1回戦、2回戦と連敗し敗退。残念の極みです。 図1は秋田市のF五段(女子中学生3年)戦。白番でAと打てば左隅の黒は死んでいましたが、実戦では小生はBと打っても死んでいると読み誤り、すかさず黒にA . . . 本文を読む

ケイマ掛けの応酬

2018-10-22 10:48:55 | 囲碁統計
 43期名人戦7番勝負第6局が始まりました。これまで井山名人が3勝2敗とリードしており、名人がタイトル防衛するか、挑戦者の張栩九段(黒番)がタイに持ち込むか注目の一戦です。本局は双方の小目に共にケイマ掛りし、そこからケイマ掛けするという準マネ碁風の序盤で全く見かけない布石になっています。 話は飛んで、本日は43期棋聖戦挑戦者決定t-ナメントの河野臨九段(Sリーグ二位)と大西竜平三段(黒番)の対局も . . . 本文を読む

名人戦第4局封じ手

2018-10-10 17:54:49 | 囲碁統計
 井山名人の2勝1敗で迎えた43期名人戦第4局は白番の井山名人が78手目を封じました。本局は右上隅で新型?の競り合いが続き、70手を過ぎて漸く一段落した局面。封じ手は左下隅での定石途中の一手と思われ衆目の一致する所。問題はその後の模様の張り合い、荒らしあいがどのように展開されるのかですが、いずれにしても激戦になること必至と思います。明日の封じ手開封が待たれます。 . . . 本文を読む

名人戦第3局始まる

2018-09-25 09:07:58 | 囲碁統計
 43期名人戦第3局が井山名人の先番で始まりました。両者2連星でスタート。最近では早い段階で三々に入る手が流行っていますので、それを嫌って星打ちが少なくなっても良さそうですが、依然として序盤の数手は星打ちが多く見られます。黒、白共に2連星で始まった本局では果たしてどんな布石が展開されるのか興味深々です。 . . . 本文を読む

許家元七段力を発揮

2018-06-23 20:54:55 | 囲碁統計
 43期碁聖戦第1局は挑戦者の許七段がコウがらみの熾烈な戦いを制し井山七冠を破りました。挑戦者は持ち前の力を十分発揮したように感じられました。これでこのシリーズ次局以降も面白い戦いが繰り広げられるに違いありません。楽しみです。 . . . 本文を読む

コミ1目の差

2017-12-13 10:34:40 | 囲碁統計
 コミと勝率の関係については2017/5/12の記事で述べましたが、コミ5目半時代のデータを若干補足しましたので、改めて述べてみたいと思います。 コミ5目半時代のトッププロの対局1209局(注1参照)における黒番の勝率は54.76%でした。これは理想状態(勝率50%)からおよそ0.12σ(標準偏差)ほどのずれと推測されます。一方コミ6目半になってからのトッププロの対局3028局(注2)における黒番 . . . 本文を読む

コミと勝率の関係(その2)

2017-05-12 09:59:24 | 囲碁統計
 暫らく計算機へのデータ入力をサボって、”囲碁統計”に関するネタがすっかり枯渇していましたが、再び入力作業に精を出して見たいと思っております。 さて、コミが6目半になって十数年経ちますが、コミ5目半時代に比べて先番の勝率がどの程度違うものなのか、小生レベルの棋力では殆ど関係ないのですが興味はあります。例によって日本棋院発行の囲碁年鑑に掲載されている七大タイトルの挑戦手合い及 . . . 本文を読む

動揺は悪手を呼ぶ

2017-03-23 20:36:55 | 囲碁統計
 十文字町幸福会館におけるSさんとの一局(互先小生の白番)。図1左上隅の変化は黒の星に白が4-三にツケてよく出来る形なのですが、①と置かれて、②と曲がったとき、いきなり③と切られて動揺。定石本などでは②と曲がり、黒に何らか受けて貰ってから、3-二もしくは2-三にぶつかってヨセ劫になると。しかしいきなり③と切られてみると、対応手段が難しく、迷ったあげく⑧が大悪手で⑨とダメを詰められ白潰れ。⑧では図2 . . . 本文を読む

アルファー碁効果?

2016-12-05 15:06:27 | 囲碁統計
 図1は例会におけるSさんとの一局(互先 小生の先番)。⑰の掛りまで、よく見られる布石なのですが、ここでSさんが⑱と覗きを利かして⑳のコスミツケから(22)がなかなかの手のように感じました。⑱の覗きは従来から打たれている手法ですが、配置は異なりますがアルファー碁が打ち出してから、流行だしたように思います。  図1  上辺で覗きを利かされている関係で、二立三析とは言え(4-十)に開きにくく、 . . . 本文を読む

41期棋聖戦挑戦者

2016-11-16 11:00:19 | 囲碁統計
 挑戦者決定トーナメントSリーグ優勝の河野臨九段とAリーグ優勝の張栩九段の変則三番勝負第2局は河野九段が勝って挑戦者となりました。トーナメントで結城九段、山下九段、そして河野九段との第1局と連破して来た張九段でしたが、最後の一局に破れ涙をのみました。 河野九段の七番勝負登場は一昨年の名人戦に続いて2回目ですが、長考派のイメージが強いので2日制の碁に向いているような気がします。前回の名人戦では惜しく . . . 本文を読む