***** 子年の展望 No.2 *****
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周りを炎に囲まれ身動きが
取れなくなった大国主に向かい、
ネズミは「中はほらほら、外はすぶすぶ」と告げ、
地面の下に空洞があることを知らせてくれました。
大国主神が足元の土を強く踏んでみると、
なんと地面に穴が開いたではありませんか……。
ネズミの導きにより穴の中に潜り込んだ大国主は、
無事に炎をやり過ごすことができたのでした。
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ネズミが発した「中はほらほら、
外はすぶすぶ」という言葉は、
「穴の内側はうつろで広い、
穴の入り口はすぼまってて狭い」
という意味だそうです。つまり、
「入り口は狭くて見えにくいかもしれないが、
その奥には想像以上に広い空間が広がっている」
ということで、解釈の仕方により
幾通りにも読み取れる文言なのでしょう。
ちなみに、このフレーズを聞いたとき
真っ先に思い浮んだのは、先日も話題に出した
「首都直下地震」に関するあれこれでした。