***** 大嘗祭 No.2 *****
先月、11月14日の夕方~15日明け方にかけ、
皇居内に設えられた大嘗宮において、
皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式
「大嘗祭(だいじょうさい)」が執り行われました。
「大嘗祭」とは、即位後に初めて催行される
「新嘗祭(にいなめさい)」のことで、
7世紀後半の天武天皇の時代から受け継がれる
皇室の伝統です(原型はそれ以前からあり)。
「大嘗祭」に関する一連の儀式は、
天皇陛下が「即位の礼」と
「大嘗祭の中心的な儀式の期日」を、
皇室の祖先や神々に伝えられた
5月8日のお祭りから始まり、
続けて5月13日には、大嘗祭で使う
米を収穫する2つの地方を決める、
「斎田点定(さいでんてんてい)の儀」が
宮中三殿の国内の神々を祀る神殿で行われました。
儀式の中では、亀の甲羅を火であぶり
ヒビの入り具合で物事を定める、
「亀卜(きぼく)」と呼ばれる占いが行われますが、
その結果「大嘗祭」で使う米を収穫する
東の「悠紀(ゆき)」地方に栃木県が、
西の「主基(すき)」地方に京都府が選ばれました。
出典:NHK NEWS WEB(加筆修正あり)