***** 神社と災害 No.7 *****
数年前のTVの報道特集で、
「神社が伝える津波のメッセージ」と
題する内容の番組が放送されていました。
リアルタイムで視聴したわけではないのですが、
「神社と災害」の関係について調べているうちに、
「津波の浸水域に沿うかのように神社が建てられている」
という、東日本大震災の被災地の情報に行き当たり、
興味を持って掘り下げて行ったところ、
前述の特集番組を含むにわかには信じられないような
(ただし、神社の成り立ちを考えればあり得る)
現象に行き当たったのです。
それらの話を総合しますと、
津波による甚大な被害を受けたエリアには、
なぜか「被災を逃れた神社」が多数存在し、
そこに逃れた人々が命を救われたとのこと。
そして助かった神社の多くが、
浸水域の「縁」に立ち並んでおり、
「何らかの意図の元に神社が建てられたのではないか」
という可能性が浮かび上ってくるのだとか……。
果たして、「神社」と「災害」は
見えない糸で深く結びついているのか、
特番の取材記録をまとめた本などを引用しながら、
個人的な見解をつらつらと綴ってみたいと思います。
【参考書籍】
神社は警告する ~古代から伝わる津波のメッセージ
高世仁 吉田和史 熊谷航 --講談社--