たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

大嘗祭の整備

2019-12-20 09:21:37 | 大嘗祭

 

***** 大嘗祭 No.3 *****

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日本最古の歴史書「古事記」と「日本書紀」には、

皇祖神の天照大御神や古代の天皇が

「新嘗の祭」を行ったとする記述がある。

宮内庁は大嘗祭を「新嘗の祭」に由来すると説明。

これらの歴史書が編纂された奈良時代より前から

伝承されてきた「収穫儀礼」に根ざした儀式としている。

7世紀半ばまで、毎年行われる新嘗祭と大嘗祭との

区別はなかったが、7世紀後半の第40代天武天皇、

41代持統天皇のときに区別されるようになったという。

以後、大嘗祭は重要な即位儀礼として歴代天皇に継承されてきた。

出典:産経新聞ニュース

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「大嘗祭」が新嘗祭から独立し、

現在の形として整備されたのは、

天武天皇から持統天皇にかけての

時代だと言われています。

この時代は「伊勢神宮」の創建時期や、

『古事記』『日本書紀』などの歴史書の

編纂時期などとも合致することから、

天武天皇や持統天皇が「何らかの理由」で、

大嘗祭の元となるような儀式を、

天皇を中心とした中央集権国家づくり、

および天皇の神格化を推し進めるために、

「採用した(利用した)」とも

言い換えられるのでしょう。