<三内丸山遺跡・縄文時遊館>
数か月間にわたり、「縄文時代」
について考察してまいりましたが、
記事内で取り上げた遺跡および遺物は、
全体から見ればほんのわずかでして、
青森だけでなく信州や東日本、
さらには全国各地を含めると、
膨大な量の「縄文」が私たちの足元に眠っています。
ゆえに、まだまだ取り上げたいテーマは
山ほどあるものの、他の遺跡にも足を運んだ上で、
改めて記事にできればと考えておる次第……。
縄文に興味がある方、神社マニアの方にとっては、
読んでいて物足りない部分、あるいは「?」
と感じるような部分も多々あったかと思いますが、
なにとぞご了承いただければ幸いです。
しかしながら、古代日本という舞台は、
知れば知るほど「謎」と「発見」が増える、
まさにミラクルワールドでして、
まったく無関係だと思われていた二つの事象や、
まったく縁がないと思われていた別々の土地が、
まるでパズルのピースがピタッとはまるように
つながることが頻繁にあります。
そして、古代日本で起きた出来事が、
まるでリピート再生するかのように、
現代に蘇っていることをつくづく実感するのです。
古代史や縄文をひも解くという一連の仕業は、
私たち日本人が生き延びるための、
大切な知恵を与えてくれるのでしょう。