たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

播磨の小京都 

2019-04-18 09:47:07 | 鉄の神々1

<たつの市龍野町>

 

「播磨の小京都」との異名を持つ兵庫県たつの市は、

その歴史の古さを物語るかのように、

入り組んだ路地があちこちに張り巡らされた、

「味わい深い街並み」が印象的な場所です。

 

今回の旅では、「山奥の集落」へ分け入る予定がなかったため

(というより、紀伊半島や四国山地のように高い山がないため)、

軽自動車ではなく普通車をレンタルしたのですが、

まるで迷路のように曲がりくねった細い道で

対向車と鉢合わせした際には、本当に肝を冷やした次第……。

 

特に、この白鷺山山麓に鎮座する

粒坐天照神社(いいぼにますあまてらすじんじゃ)周辺は、

昔ながらの風情をたっぷりと残したエリアであると同時に、

「この直角コーナーを曲がるのか……」と

一瞬躊躇するような狭路が縦横無尽に広がる、

何とも旅人泣かせのエリアだったのでした。

 

ちなみに、古くは中臣山の山頂にあったとされる

粒坐天照神社ですが、現在の社伝を読みますと、

「元は的場山の山頂附近に勧請されたのが発端」

という別の由緒が書かれております。

粒坐天照神社を取り巻く数々の異伝は、

果たして何を伝えようとしているのでしょうか……。