<大田市・三瓶山>
東京近郊から出雲への旅行を考える際、
新幹線、飛行機、寝台列車など、
長い移動時間を要するいくつかの交通機関の中から
ひとつを選ばなければなりません。
四国や紀伊に出かけたときも思ったのですが、
やはり「歴史の謎」が潜む場所、
イコール「行くのが大変」な場所でもあり、
それゆえ「古さ」が保たれている側面もあるのでしょう。
ここ数年、紀伊半島や四国、山陰など
「行きにくい場所」訪れる中で、
都会では見られなくなった 「古い日本」の形跡に接し、
改めて日本の奥深さに感嘆しております。
と同時に、そんな「古い日本」を残す場所が、
「これからの日本を支える
キースポットになるのではないか」
という予感をもひしひしと感じているのです。
恐らく、「出雲」という土地は、
全国各地の「古い日本」を代表する場所であり、
また全国各地の「古い日本」を
示す名称なのかもしれません。
人々が「イズモ」という響きに郷愁を覚えるのも、
私たち日本人の遺伝子が 「イズモ」
を覚えているからなのだと思います。