たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

鹿の紋章

2018-08-09 09:02:35 | 阿波・忌部氏2

<洲本市・小路谷>

 

近年、淡路島のとある場所で、

古代イスラエルとの関連が噂される

「遺跡」が発掘されたそうです。

そこで見つかったのは、ダビデの星と、

鹿らしき動物が彫刻された石の指輪。

鹿のモチーフは、イスラエル12支族のひとつ、

ナフタリ族の紋章であるという説もあり、

ユダヤ人が淡路島にやってきた物証ではないかと、

専門家やマニアの間で話題になっています。

 

「鹿の紋章」という文言を見たとき、

ふいに頭の中に浮かび上がってきたのは、

阿波忌部氏のトーテムに関することでした。

仮に、阿波忌部氏が淡路島に

拠点を設けていたのであれば、

阿波忌部氏が象徴としていた、

「鳥」に関連する何かが発見されるはずです。

しかし、淡路島に残されていたのは「鹿」であり、

鷹や鷲ではありませんでした。

 

数千年前の古代イスラエル氏族の軌跡を、

正確にたどるのは非常に困難ですし、

各部族の紋章や象徴動物などに関しても、

あいまいな部分があるのは確かです。

ただし、淡路島の神社には、阿波にはない

独自の伝承が伝えられていることを考えると、

阿波忌部氏とは別のイスラエル部族が、

淡路島に勢力を張っていた可能性も

否定できないのかもしれません。