<洲本市・小路谷>
近年、淡路島のとある場所で、
古代イスラエルとの関連が噂される
「遺跡」が発掘されたそうです。
そこで見つかったのは、ダビデの星と、
鹿らしき動物が彫刻された石の指輪。
鹿のモチーフは、イスラエル12支族のひとつ、
ナフタリ族の紋章であるという説もあり、
ユダヤ人が淡路島にやってきた物証ではないかと、
専門家やマニアの間で話題になっています。
「鹿の紋章」という文言を見たとき、
ふいに頭の中に浮かび上がってきたのは、
阿波忌部氏のトーテムに関することでした。
仮に、阿波忌部氏が淡路島に
拠点を設けていたのであれば、
阿波忌部氏が象徴としていた、
「鳥」に関連する何かが発見されるはずです。
しかし、淡路島に残されていたのは「鹿」であり、
鷹や鷲ではありませんでした。
数千年前の古代イスラエル氏族の軌跡を、
正確にたどるのは非常に困難ですし、
各部族の紋章や象徴動物などに関しても、
あいまいな部分があるのは確かです。
ただし、淡路島の神社には、阿波にはない
独自の伝承が伝えられていることを考えると、
阿波忌部氏とは別のイスラエル部族が、
淡路島に勢力を張っていた可能性も
否定できないのかもしれません。