たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

異なる風土

2018-08-08 09:42:07 | 阿波・忌部氏2

<洲本市・由良>

 

古代、淡路島に渡来人が上陸し、

日本に様々な文化や産業を伝えたのは、

ほぼ間違いない事実なのでしょう。

彼らは、古代イスラエル氏族の末裔であり、

阿波国に一大拠点を築いた忌部の人々とも、

ごく近しい関係にあったのだと思われます。

気になるのは、彼ら渡来系の人々が、

淡路島をどう認識していたかということですね。

 

ちなみに、私的な印象ではありますが、

北淡と呼ばれる兵庫県寄りの淡路島北部と、

南淡と呼ばれる徳島県寄りの淡路島南部とでは、

明らかに別物のような「風土」を感じるもの。

実際に、淡路島の北と南では 方言なども異なるそうですし、

厳密に分けると、北部・中部・南部ごとに、

交流の深い他の県(地域)が違うとも聞きます。

 

数年前、淡路島北部を観光した際は、

島内にこれほど「山」があるとは想像できず……。

今回、南あわじ市の一帯を車で回りながら、

想像以上に山地が多いことに驚きました。

主に忌部氏の痕跡が残るのも、

徳島県寄りの南あわじのエリアでして、

古代ユダヤとの縁を伺わせる地名が、

淡路島南部のあちこちに散見されます。