たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

五伴緒神

2018-08-01 09:13:05 | 阿波・忌部氏2

<内宮 ないくう>

 

阿波近辺のある神社の宮司さんに、

「外宮は五伴緒神を祀っている」

という説があることを伺いました。

五伴緒神(いつとものおのかみ)とは、

ニニギの天孫降臨の際に随伴した

天児屋命(あまのこやねのみこと)、

太玉命(ふとだまのみこと)、

天鈿女命(あまのうずめのみこと)、

石凝姥命(いしこりどめのみこと)、

玉祖命(たまのおやのみこと)の五神です。

 

恐らく、宮司さんの言う外宮の五伴緒神とは、

伊勢神宮のご正殿にお祀りされる

「相殿神」を指しているのでしょう。

仮に、ニニギの天孫降臨の物語が、

「古代イスラエル氏族の渡来」

を表していると想像するならば、

皇祖であるニニギに随伴した五神、

そして三種の神器に従わせた三神は、

ユダヤの祭祀系氏族の可能性もあります。

 

通常、相殿神という神様は、

ご正殿に祀られる主祭神に次ぐ、

高い格を持つ存在とされていますが、

伊勢神宮では、天照太御神や

豊受太御神とともに祀られる相殿神を、

公のご祭神として表に出してはいません。

もしかすると、それらの神々が、

「忌部氏」を暗示していたがゆえに、

存在を隠されてしまったのでしょうか……。