<橿原神宮 かしはらじんぐう>
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忌部氏は、天太玉命(あめのふとだまのみこと)を祖神とし、
『古事記』『日本書紀』では、
天岩屋戸神話や天孫降臨神話で活躍する事績が見える。
中央忌部は、天太玉命を祖とし、
奈良県橿原市忌部町の「天太玉命神社」を根拠地とする。
各地の品部(注1:ともべ)となる忌部氏を率いた。
注1:職業集団の名称
【参考サイト】
忌部文化研究所
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天孫降臨の際、ニニギと共に天下った天太玉命は、
忌部氏の祖神であり、中臣氏の祖神である
天児屋命(あめのこやねのみこと)と共に、
祭祀を司ったとされる神様です。
記紀の天岩戸隠れの件では、
この二神が祝詞や呪術などを駆使し、
天照太御神を洞穴の暗闇から連れ出しました。
その後も、祭祀で使われる材料や道具の調達、
お宮の造営などを担当した忌部氏は、
のちに中央忌部という一派を生みだし、
朝廷内での地位を確立します。
また、他の忌部氏は「職能集団」となって地方に散らばり、
現代社会に直結する様々な技術・文化を伝えました。