たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

天太玉命

2018-02-24 09:03:13 | 阿波・忌部氏1

<橿原神宮 かしはらじんぐう>

 

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忌部氏は、天太玉命(あめのふとだまのみこと)を祖神とし、

『古事記』『日本書紀』では、

天岩屋戸神話や天孫降臨神話で活躍する事績が見える。

中央忌部は、天太玉命を祖とし、

奈良県橿原市忌部町の「天太玉命神社」を根拠地とする。

各地の品部(注1:ともべ)となる忌部氏を率いた。

注1:職業集団の名称

【参考サイト】

忌部文化研究所

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天孫降臨の際、ニニギと共に天下った天太玉命は、

忌部氏の祖神であり、中臣氏の祖神である

天児屋命(あめのこやねのみこと)と共に、

祭祀を司ったとされる神様です。

記紀の天岩戸隠れの件では、

この二神が祝詞や呪術などを駆使し、

天照太御神を洞穴の暗闇から連れ出しました。

 

その後も、祭祀で使われる材料や道具の調達、

お宮の造営などを担当した忌部氏は、

のちに中央忌部という一派を生みだし、

朝廷内での地位を確立します。

また、他の忌部氏は「職能集団」となって地方に散らばり

現代社会に直結する様々な技術・文化を伝えました。

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