<栗枝渡八幡神社 くりしどはちまんじんじゃ>
もし、古代ユダヤの契約の箱(失われたアーク)が、
日本の皇室に伝わる三種の神器だったとすれば、
誰の手によって日本に持ち込まれたか……など、
それらの詳細がたいへん気になるところです。
剣山の謎について書かれた本を読みますと、
「アークはイザヤ一行が剣山に運んだ」と
記されているケースがほとんどですが、
イザヤはあくまで神官家系の出身であり、
天皇につながる系統ではなかったと思われます。
基本的に、三種の神器という「証」は、
特別な神官しか触れることは許されず、
また天皇のそばを離れることもありません。
仮にイザヤ一行の中に、神武天皇の
先祖である「ミカド」が含まれており、
契約の箱を携えたイザヤとともに、
剣山の山頂に皇居を構えたとすれば、
この一帯に「ミカド」に関する伝説が、
ほとんど残されていないことに違和感を覚えます。