たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

火の戒め

2018-02-10 09:17:06 | 剣山・イスラエル

<美馬市・木屋平>

 

日本人なら誰もが知る童謡「かごめ歌」は、

「剣山山頂が焼き払われた場面」

を暗示しているという話があります。

何でも、剣山にユダヤの秘宝

(アーク)が持ち込まれてから、

長年にわたり不信心な行いが蔓延した結果、

「神宝を取り出して火を放て」

という神のお告げが降りたのだとか。

 

この話を聞いてまず思い浮かんだのは、

阿波で行われていた「山焼き」の風習でした。

一般的に、害虫駆除や土壌の改善

といった名目で行われることが多い、

この「山焼き」という行事ですが、

「東大寺と興福寺の争いを仲裁するために、

山を焼き払った(諸説あり)」とされる、

奈良・若草山の山焼きの起源から考えても、

山焼きには「戒め」の側面があることを感じます。

 

つまり、人間同士の争いが限界に達し、

国家を揺るがすほどの危機的状況になった場合、

神様は「火」という道具を使って、

人間の思い上がりを諫めることがあるのでしょう。

ちなみに、剣山山頂が丸焼けになった後、

持ち出したアークは新たな場所へと移され、

燃え尽きてしまった剣山(阿波王朝)は、

「見捨てられた地」となったのだそうです。

【参考サイト】

日本とユダヤのハーモニー