<西祖谷山村>
ユダヤの神が、不敬な人間や風紀の乱れた町を、
「火」などを用いて根絶やしにするという逸話は、
聖書などにも多々見受けられるストーリーです。
生き残った善良な民は、大切な神宝を守るため、
故郷を失うごとに次なる聖地を目指しました。
もし剣山山頂が、古代イスラエルの町々と
同じような理由で焼き払われたとするなら、
すでに剣山に「アークは存在しない」
という結論が導き出されます。
剣山の地下から持ち出されたユダヤの神宝は、
いったいどこに移されたのでしょうか……。
ちなみに、剣山のお膝元の祖谷地方には、
「伊勢から神宝が運ばれてきた」と
読み取れるような古い民謡が
伝えられているのだそうです。
また、「伊勢で祀られた三種の神器は、
その後剣山へと移動した……」
「剣山の秘宝を守るために、
わざと伊勢へと運んだ伝説を残した……」
などの話もあり、失われたアーク、
そして三種の神器の所在は、
未だ深い霧に包まれています。