たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

移動する宝

2018-02-04 09:50:43 | 剣山・イスラエル

<剣神社 つるぎじんじゃ>

 

剣山山頂へと伸びる登山道の玄関口、

見ノ越にある剣神社の一帯には、

「修験」の匂いが強く漂っておりました。

もし仮に、契約の箱(ソロモンの聖櫃)が、

山頂付近に埋められていたとするなら、

聖域を守る修験者たちは、ここを拠点とし、

山へと侵入する許可を得たのでしょうか……。

 

イスラエルの地を離れてから、

日本へとたどり着くまでの間、

古代ユダヤの人々は、立ち寄った土地々で、

幕屋と呼ばれる移動式の神殿を建てながら、

ひとつの場所に長期間留まることなく、

東方へ向け旅を続けました。

 

もちろん、長旅の途中であったため、

固定式の神殿を作ることが難しかった、

という理由もあるのでしょうが、

その裏には「神を一か所に留めるな」という、

「戒め」が含まれていたと感じるもの。

日本という安住の地にたどり着いてからも、

神の依り代であるユダヤの神宝(主に剣)は、

常に移動を繰り返していた可能性もあります。