<剣山・見ノ越>
剣山のどこかに、「ユダヤに関する何か」が
隠されていたのは恐らく事実だと思われます。
ただし、それが世界中の人々が探し求めている
「契約の箱(ソロモンの聖櫃・失われたアーク
・三種の神器……等々)」なのかと問われると、
何とも言えないというのが正直なところです。
いずれにせよ、当時持ち込まれた宝物は、
現段階ではすでに別の場所に移動したか、
朽ちてしまった可能性も高いのでしょう。
一説によりますと、最初にこの阿波の地へと
古代イスラエル人がやってきたのは、
モーゼの時代だったという話があります。
そして、モーゼ一行が来日したあとも、
故郷を追われた古代ユダヤ人たちが、
およそ千年以上もの長い月日をかけ、
次々と日本各地に移住してきたのです。
古い時代にたどり着いた部族の末裔は、
すでに日本人として土着化していたため、
新たにやってきた同郷の渡来人との間で、
様々な軋轢が発生したことでしょう。
恐らく、その過程のどこかでは、
各々の部族のシンボルである「神宝」を、
隠したり移動したり、あるいは
奪ったり奪われたりといった場面が、
繰り広げられたのかもしれません。