<西祖谷山村>
モーゼとイザヤという二人の人物は、
「東方の地」を目指したユダヤ人たちを、
日本へと導いた代表的な「預言者」です。
はっきりした年代はわからないものの、
モーゼとイザヤが登場した時代には、
およそ数百年以上もの開きがあり、
必然的に両者が日本を訪れた時期も異なります。
ちなみに、ユダヤの契約の箱の中身は、
「マナを納めた金の壺」「アロンの杖」
「十戒を記した石板」だとされますが、
ソロモン王が活躍した時代
(モーゼ時代とイザヤ時代の間)には、
すでに契約の箱の中には、
十戒石板しか残されていなかったのだとか。
また、モーゼがシナイ山で授かった
十戒石板は、モーゼ自身の手によって、
日本へと運ばれたという話もあり、
イザヤが生きていた時代には、
恐らく石板は存在していなかったか、
もしくは「別の石板」が入っていた、
という可能性も否定できません。
いずれにせよ、剣山に埋められたとされる
「アーク」が何を指しているのか、
非常に興味深いところではあります。