<柳谷・滝神社 やなぎだにたきじんじゃ>
続々と登場する巨岩パワーに圧倒されたまま、
次の目的地へと向かった私を待っていたのは、
清らかな小川のそばに鎮座する
「滝」をご神体とする神社でした。
熊野地域の神社を調べているときから、
なぜか気になって仕方がなかった場所で、
無社殿神社であるという確証はなかったものの、
「滝神社」の文字を目にするたびに、
「ここは行かねばならぬ」と何かが訴えかけるのです。
実際に滝神社を訪れてみますと、そのときの直感は
決して間違っていなかったと実感するもの。
幾分容量オーバーとなっていた心身の状態が、
清浄な川の流れと可憐な花々の癒やし効果により、
ゆっくりと正常値に戻って行くのを感じました。
よい聖地には必ず「よい水」の存在があるのも、
参拝前に禊をするという意味だけでなく、
特殊な空間でつけた(憑けた)余計なモノを、
参拝後に流す効果があるのかもしれません。